学生の窓口編集部

写真拡大

海外に行くと、考え方が変化したり、知識が深まったりして、創造性が高まるといわれていますが、実際に科学でそのことが実証されました。研究結果を紹介しましょう。

コロンビア大学の研究チームは、クリエイティブディレクターたちが11年間で270のファッションブランドから得た経験を分析しました。

分析によると、海外にいった経験が多い人ほど、創造性の高い仕事をしている傾向にあるようです。しかし、面白いことに彼らのうち2か国以下の国に居住経験のある人は、3か国以上の居住経験を持つ人より創造力が優れていることもわかりました。

つまり、多くの国に居住することよりも、多くの国を旅行していることのほうが、創造力を育むことに向いているということになります。

自分が暮らしていない土地を訪れることで、よそ者としての感覚を持ちながら、新しい文化や習慣、感覚などを感じることができ、このことがものを生み出す力に通じているのかもしれません。

海外に移住することは難しいですが、海外旅行なら時間を見つけて楽しむことができます。特に、学生時代は長期の休みや自分で自由に使えるお金も確保しやすい時期です。
少しの勇気を持って、海外へ飛び出せば、人生をより豊かに楽しむきっかけになるかもしれませんね。

参考:
Passport report: International travel boosts creativity, says science
https://au.totaltravel.yahoo.com/news/a/26926830/passport-report-international-travel-boosts-creativity-says-science/