4月特集 春競馬、クライマックス(5)

3戦3勝の無敗馬が3頭も参戦し、さらに"王道路線"を歩んできた実力馬がズラリと顔をそろえる今年の桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)。巷でも「まれに見るハイレベルな一戦」と言われている。そんな激戦の中心となるのは、この世代屈指の実力馬ルージュバック。名うての牡馬勢を次々に蹴散らして、頭ひとつ抜けた存在と見られている。だが、はたして本当にそうなのか。若き乙女の決戦だけに、波乱があってもおかしくない。ならば、ここはスポルティーバの恒例にのっとって、「オンナの戦いは女に聞け!」の"格言"に従うべきだろう。今回も、芸能界きっての競馬通である"美人予想家"たちを直撃。渾身の予想を披露してもらうとともに、とっておきの穴馬を教えてもらった――。

ディープ産駒のアンドリエッテが絶好の狙い目!
岡部玲子(タレント)

◎アンドリエッテ
○ルージュバック
▲レッツゴードンキ
△クイーンズリング
△ココロノアイ
※◎=本命、○=対抗、▲=単穴、△=連穴(以下同)

 おそらく今年の桜花賞で1番人気になるのは、ルージュバック(牝3歳)。これまでのレースぶりが抜けていたので、すんなり勝つことも大いに考えられます。ただ、初めてのマイル(1600m)戦で、多頭数のレースを経験していない(最高で10頭立て)といったことも含めて、付け入る隙はあるんじゃないかって思っています。しかも、桜花賞って荒れることも多いじゃないですか。

 というわけで、私の本命は、アンドリエッテ(牝3歳)です。毎年、桜花賞ではチューリップ賞を好走した馬、もしくは人気で敗れた馬が活躍しています。アンドリエッテはチューリップ賞で重馬場も苦にせず2着と好走し、なおかつ前々走で減っていた馬体重も戻りました。しかも、ディープインパクト産駒は初年度産駒から桜花賞で4連覇中。切れ味があって、阪神での経験もある。それほど人気にはならないだろうし、ここは絶好の狙い目です!

 対抗はルージュバック。前走・きさらぎ賞のレースぶりがすごかった。歴戦の牡馬を子ども扱いする横綱相撲で、あれを見てしまったら、穴党の私でも対抗以下には落とせないです(笑)。

 ▲のレッツゴードンキ(牝3歳)は、札幌2歳S(2014年9月6日/札幌・芝1800m)が印象的でした。勝ち馬がブライトエンブレム(牡3歳)で、全体的に高レベルのメンバーを相手に3着と好走した結果が光ります。その後も、勝ち切れないまでも、崩れずにちゃんと走れているところは評価できますね。

 すべて違う競馬で結果を残しているクイーンズリング(牝3歳)、気性面に課題を残すものの、潜在能力が高いココロノアイ(牝3歳)も要注意です。

【推奨馬券】アンドリエッテの単勝と、アンドリエッテから他の印の馬へ流す馬連で勝負します!


1600m戦の適性で勝るキャットコインが本命!
砂岡春奈(キャスター)

◎キャットコイン
○ココロノアイ
▲ルージュバック
△アンドリエッテ
△レッツゴードンキ

 昨年からグリーンチャンネルの『先週の結果分析』で、キャスターを務めさせていただいています。その番組内で「タイムランク」というレースの価値を数値化したものがあるんですが、最近はそれを参考にして自分の予想もしていて、的中率は以前よりもグンッとアップしています。今回も、その「タイムランク」をもとに予想したいと思います。

 本命はキャットコイン(牝3歳)です。前走のクイーンCはスタートで少し後手を踏みましたが、道中はしっかり折り合って、直線で早めに抜け出すと、そのまま押し切る強い競馬を見せました。「タイムランク」的にこのレースは、オープンの基準タイムよりもコンマ6秒速いという評価。つまり、かなりレベルが高いレースだったということです。

 さらに前々走のひいらぎ賞(2014年12月21日/中山・芝1600m)でも、基準タイムよりコンマ8秒も速い時計を記録。番組内では高評価を得ました。よって、純粋な1600mの適性ならば、人気のルージュバックを上回るものがある、というのが私の結論です。

 対抗はココロノアイで、前走のチューリップ賞は道悪を苦にせず快勝。一番理想的なローテーションで本番に臨めるのは、大きなアドバンテージです。一戦ごとに折り合い面での成長が見られるし、ここは勝ち負けになるんじゃないかな。

 ▲はルージュバック。前々走の百日草特別(2014年11月9日/東京・芝2000m)が印象に残っています。強いメンバー相手に、それもレコード勝ちでしたからね。実は、このときの東京の芝は、時計の出やすいコンディションだったんです。そのため、「タイムランク」的には水準のCランクでしたが、その後、再び牡馬相手にきさらぎ賞を完勝。さすがですね。

 桜花賞で好成績を残しているディープインパクト産駒のアンドリエッテも侮れません。レースによって増減が激しい馬体の調整がうまくいけば、面白い存在になると思います。

【推奨馬券】キャットコインとココロノアイのワイド1点で勝負!


歴戦の牡馬を一蹴してきたルージュバックが最強!
稲森美優(アイドル)

◎ルージュバック
○ココロノアイ
▲クイーンズリング
△キャットコイン
△アンドリエッテ

 私の本命は、ルージュバックです。前々走の百日草特別では、のちの重賞ウィナーになる2頭の牡馬を相手に完勝。続くきさらぎ賞でも歴戦の牡馬たちを一蹴しました。この馬は相当強いと思います。

 好位につけて直線で抜け出す競馬もできるし、脚をためて瞬発力勝負に徹した競馬もできます。3戦3勝とまだ底を見せていませんし、無敗のままどこまで連勝を続けられるのか、注目しています。桜花賞後は、ダービーに向かってもいいほどの逸材だと思います。

 対抗はココロノアイ。前走のチューリップ賞では、問題視されていた折り合い面の不安も解消され、素晴らしい走りを見せてくれました。やはり本番と同じコース、同じ距離で結果を残しているのは強み。また、5戦して3勝、2着1回、3着1回と、抜群の安定感があって、大崩れはしないと思います。先日(2月5日)亡くなったばかりの、天国のお父さん(ステイゴールド)も見守っていてくれるはずです。

 ルージュバックと同じく、3戦3勝のクイーンズリングが▲。前走のフィリーズレビューでは、目の覚めるような末脚で差し切りました。馬体重が20Kgも減っていたのが少し気になりますが、能力の高さはトップクラスだと思います。

 特注馬は、クイーンCを快勝したキャットコイン。こちらも3戦3勝の無敗馬。そのすべてがマイル戦と、距離適性も抜群です。長くいい脚が使えるのも魅力ですね。

 馬券的には、チューリップ賞2着で、末脚の切れるアンドリエッテまで押さえたいです。

【推奨馬券】ルージュバックを軸に4頭へ流す馬単と、印をつけた5頭の3連複ボックス(10点)で!

浜野きよぞう●構成 text by Hamano Kiyozo