Xbox Oneの4月アップデート正式提供、実績の通知改善やパーティチャット改良など

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マイクロソフトが Xbox One の4月システムアップデートを一般向けに配信しました。内容はパーティーチャットのUI改善(トラブルシューティング表示)、実績の通知を見やすく、アクティビティからゲームハブへのリンク追加など。

4月のシステムアップデートといえば、プレビューメンバー向けには二度に分けてテスト版が配信されていましたが、そちらに含まれていた目玉機能である「パーティーチャットに専用サーバ導入」「Xbox 360とも互換性のあるボイスメッセージ」はどちらも正式版の4月更新には含まれません。

パーティーチャットの専用サーバは、NATタイプなどネットワークの問題でプレーヤー同士のチャットに支障がある場合、Xbox Live の安定したサーバを経由できる機能。

ボイスメッセージはXbox One 名物「360ならできるのにOneで使えなくなった」機能の生き残りのひとつ。日本ではそれほど多く使われている印象はありませんが、手放しで送れて後から再生できるボイスメッセージはXbox 360てはそれなりに利用されてきました。

マイクロソフトによれば、この実装されなかった2機能はプレビュー組からの反響をもとに調整したのに正式に導入する見込み。プレビューメンバーがパーティーに居れば、今でも機能としては利用できます。

一方、4月更新で実装されたのはいずれも小さな使い勝手改善ですが、実績通知などはXbox One特有のストレス源を軽減する良改良です。

従来の実績通知では解除した実績の名称とスコアしか表示されなかったため、自分が一体何を達成したのか分からない場合(特にステージクリア時に複数の実績を同時に解除した場合など)、もたつく実績アプリを画面分割で開く必要がありました。

更新後は、実績アプリを開かなくても通知に実績の説明が含まれるようになります。また実績アプリの起動速度も改善され、実績通知の表示時間もプレビュー時より長くなりました。

パーティーチャットの改良は、誰かの声が聞こえないなどの問題がある場合、「Kinectのマイクがオフになっています」なり「プライバシー設定で一部のパーティー参加者と通話できません」なりといったトラブルシューティングを表示します。選択すればそのまま当該の設定画面に飛ぶ仕組み。音声コミュニケーションをフレンド間に限定している設定で友人の友人が参加してきたときなど、解決までの時間を短縮てきます。

ほか、Game Hub リンクはフレンドが実績自慢や動画クリップなど特定ゲームに関連したコンテンツをアクティビティに投稿したとき、ゲームのアイコンからゲームハブに飛んでどんなゲームなのか、フレンドでプレイしているのは誰か、フレンド間やグローバルのランキング、動画クリップなどゲーム情報を確認できる機能。すでに買ったゲームの最新情報を追いたいとき、気になるゲームを覚えておきたいときなどはGame Hub をフォローできます。