名刺入れをなくし、取引先の名刺も紛失。個人情報の流出になるのか?
財布やスマホには、お金はもちろん、財布であれば免許証や保険証、スマホであれば電話番号やメールアドレスなど大事な個人情報が入っている。その財布やスマホを盗難、紛失し困ったことがある人は、意外に多いのでは? そこで、「おしトピ by 教えて!goo」で「あなたがこれまでに紛失したり盗まれて困った物は?」と聞いてみたところ、こんな声が寄せられた。

■旅先の抱きつきスリで財布が……

「ひとりで行った旅先で酔っ払って、抱きつきスリに合った。気が付くと、ズボンの後ろポケットに入れていた財布がない(以下略)…」(アレキサンダーさんちゃんさん)、と旅先で財布を盗まれたという回答があった。

また、「会社のロッカーで現金だけ数回やられました(以下略)…」(tihiro1990catさん)、と職場で盗難に遭った人も。

さらに、「飲みに行ったとき、そこ一軒しか行ってないのに携帯がなくなった(以下略)…」(にゃんこせんせいさん)、と飲み屋で携帯電話を紛失して困ったという回答も見られた。

名刺1枚紛失で『事故報告書』提出も

困るのは財布やスマホばかりではない。たとえば、名刺入れの紛失。その中には複数名の取引先の担当者の名刺が入っている可能性があるからだ。この場合、個人情報の紛失に当たるのだろうか? セキュリティが専門のITコンサルタント、目代純平さんに聞いてみることにした。

「難しい判断だと思いますが、厳密には流出事故ということになるでしょう」

個人情報保護法」では「5000人以上の個人情報を保有する企業等が対象」とあるので、名刺を数枚なくしても法律違反には問われないという。

「ですが、プライバシーマーク取得企業(個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者)の場合、たとえ名刺1枚であっても、個人が特定できる情報となるため、プライバシーマークの運営元であるJIPDECに『事故報告書』の提出が必要となります」

■名刺紛失の危険度

プライバシーマークの認定を受けていない企業はそこまでの必要はない。だが、その影響を考えると重大なことだと目代さん。
「悪意のある人が拾得した場合、『誰が落とした』というところまで推測される可能性があります。そして最悪のケース、その事実がネット上などに晒されたり、その名刺が営業活動その他に使われたりした場合は、紛失した従業員が勤務している企業の管理責任を問われる可能性もゼロではありません」

個人情報として扱われる可能性のある名刺入れ。個人の財布と同様に重要なものと認識し、紛失しないように注意する必要があるだろう。

ITコンサルタント、チェックフィールド代表取締役
目代純平
1976年東京生まれ。1996年中央大学総合政策学部政策科学科入学。大手電機メーカーの学生インターンメンバーとして次世代加入者系無線アクセスシステム(Wireless Local Loop)の研究開発などに携わった後、1999年有限会社チェックフィールドを設立、2006年にプライバシーマーク取得し、株式会社に組織変更する。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)