早期復帰に意欲を見せた安川惡斗

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現役女子レスラー安川惡斗の半生を追ったドキュメンタリー映画「がむしゃら」が3月28日、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで封切られ、安川と高原秀和監督が舞台挨拶に登壇した。

先日の完成披露試写会では、2月22日に東京・後楽園ホールで行われたワールド・オブ・スターダム選手権試合で負ったケガのため、鼻柱のギプスに杖という痛々しい姿を見せていた安川だったが、この日はギブスも取れ、杖もなく登場した。「まだ(目が)2重に見える」と言いながらも、「昨日病院に行き、対人はダメだけどマシーンのトレーニングはオーケーをもらったので、来週から始めます」と早期復帰に意欲を見せた。

一方の高原監督は、安川のケガという不本意な話題で映画が注目を浴びたことを心苦しく思っている様子を見せ、「もうそろそろあの試合と関連付けられるのは嫌だなという気分でいますし、触れたくない。映画を純粋に見てほしい」と本音を吐露。安川も深くうなずき同意していた。

さらに高原監督は今作について、「(表現者として)勇気を与えたいとかいうバカが嫌いなんです。何かを与えようとなんて思ってません。受け取ってもらって、何かを考えるきっかけになってくれればいい。映画館に来て下さって、お代と時間を頂いているわけだからそれは(観客の)自由」と持論を展開した。

安川は、「(今作が)DVDになる前に自分の足で全国を回りたい。この映画で(見た人の)人生が180度変わるとは思っていないですが、ディスカッションする機会になれば」と全国キャンペーンを希望した。自らに降りかかった数々の苦難を「若いうちに苦労はした方がいい!」と吹っ切れた様子で語り、「あの頃(プロレスを始める前)から見たら本当に成長した。自分で言っちゃうけど(笑)」と胸を張った。

映画は、いじめ、登校拒否、レイプ、自殺未遂など壮絶な体験で人生を諦めかけていた安川が、女子プロレスと出会ったことで“悪の女優魂”のキャッチフレーズで活躍し、生きがいを見つけていく様を映し出す。

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