5年ぶりに来日したテリー・ギリアム監督

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鬼才テリー・ギリアム監督が最新作「ゼロの未来」のプロモーションのため約5年2カ月ぶり5回目の来日を果たし、3月27日、東京・渋谷区のYEBISU GARDEN CINEMAで会見を行った。ギリアム監督は、「ハロー、東京! また日本に戻ってこられてうれしい」と軽妙に挨拶。記者に向け「質問を考えてくれなけば、僕がここから降りてみなさんのひざの上に座ります」とジョークを飛ばすなど、ウィットに富んだ語り口で会見を盛り上げた。

「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」に続き、近未来世界を舞台に人間の存在意義を問いかけるヒューマンドラマ。会見に来場していたモデルの栗原類が、客席から英語で「今回の作品のインスピレーションは?」と質問すると、ギリアム監督は「自分の映画の集約的な、あるいは集大成や要約するような映画を作ろうと思った」と作品経緯を振り返る。そして「『未来世紀ブラジル』の現代バージョンを作れないかという話をしていました」と語り、「全てが接続している世界で我々は生きているが、はたしてそこから逃げられるか、その世の中で人はひとりになれるか、自分自身は誰なんだということを考えて見られれば面白い」と真摯な眼差(まなざ)しで回答していた。

さらに劇中の街並みは、初来日の際に訪れた東京・秋葉原を参考にしているといい、「そこで人生初めてのカルチャーショックを受けました」と当時の様子を告白。「広告、ネオンが煌々(こうこう)とまたたいて、理解できるローマ字や数字がない大洪水の中、いきなりものすごい汗をかきました。慌てて電車に乗って西洋的な帝国ホテルに戻り、数時間寝ました。その時の体験が、映画の冒頭に記されています」と明かしていた。

また、会見には前回来日時にも対談した「爆笑問題」の太田光と田中裕二が登場。「ゼロ」にちなんだ3本勝負を行ったほか、28日にオープンを迎える同館に記念のフォトフレームを寄贈した。

コンピューターに支配された世界で、コーエンは謎めいた数式「ゼロの定理」の解明に挑んでいた。ある日、魅力的な女性ベインスリーと出会ったことで、コーエンの人生は大きく鳴動し始める。クリストフ・ワルツが主演し、メラニー・ティエリー、マット・デイモンらが出演する。5月16日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかで公開。

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