ネットより危険な実生活のセキュリティ!ゾロゾロはいれちゃうテイルゲート入室

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ネットでのセキュリティ問題は、スマホやPCでネットに繋げば毎日のようにニュースを目にする。

しかし、セキュリティで危険なのは、なにもネットの中だけとは限らない。
そう、普段生活している実生活の中にも、セキュリティは隠されているのだ。

大学の研究室やオフィスの入退館、マンションや住宅の入退室、携帯電話やスマートフォンの重要操作時など、

今や、日常生活の中には、セキュリティ意識が必要な行動が溢れているのだ。

そして、実生活の多くの場合、セキュリティは守られていない。
フィッシングメールやウイルス、不正アクセスといったインターネット上のセキュリティに関しては、サイトやメディア等で注意喚起がされていることが多いので、意識しているという人も多いだろう。

■日常生活に隠れるセキュリティ
しかし、こうしたケースだけでなく、普通の日常生活でもセキュリティは隠されている。

はたして、どれだけ日常生活にあるセキュリティに注意を払っているだろうか?

たとえば、
マンションの入り口で自宅のカギを入れて自動ドアを開閉するようなケースで、入室するとき、そばに他人がいたとしたらアナタはどうする?

おそらく自動ドアを開けて、その人物も一緒に入れてしまうだろう。
一緒に入ろうとする人を制止するようなことは、まず、しない。

しかし、一緒に入ろうとする人が住人であるとは限らない。

■意外と軽い気持ちでやっているテイルゲート入室
研究室やオフィスへの入室時でも同じことが言える。
たとえば、
大勢でセキュリティのかかったドアを通過するケースだ。

正しい通過の仕方は
「全員が個別にIDカードを通してドアを通過する」

ところが、こうしたルールが守られていない学校や会社は実に多い。
最初の1人がカードを通してドアを開けたら、そのドアを開けたままにして、残りの人たちを、ぞろぞろと通してしまう。

これは、最初の人の後ろを付いていくことから、「テイルゲート」と呼ばれている、
セキュリティ上、最もしてはいけないとされる行為のひとつだ。親切心や気配りだとしても、この行為はセキュリティ的には「NG」なのだ。

来客にビジター用IDカードを発行する場合も、大事な取引先だからといって、ドアを開けて招き入れるような行動も100%間違った行動である。

■誰もが想像できる暗証番号に設定してないか?
セキュリティのかかったドアの開閉では、4ケタの暗証番号入力で開くタイプのものもある。うっかり忘れてしまわないように、簡単な番号に設定にしているというところもあるようだ。自宅マンションの駐車場なども4ケタの番号で入出庫するタイプの駐車場がある。

こうした4ケタの暗証番号は、フィーチャーフォンの個人設定、スマホのスリープからの復帰などでも利用されている。

そして、こうした暗証番号は、毎日の生活で頻繁に入力する機会が多いため、わかりやすい番号に設定している人が多い。しかも、以下のように推測しやすいような付け方をしている人が多い。

1)同じ番号の連続(0000、1111等)
2)1234や9876といった連番
3)誕生日(7月7日なら、0707といった数字)
4)生まれた西暦(1980年生まれなら、1980)

ネット上のサービスでは、こうした数字を設定しようとすると、設定できないといったメッセージが表示されるようになっているが、フィーチャーフォンやスマホなどでは、設定できてしまう。また、ドアの開閉時の暗証番号も、同様に設定できる。

ネットだけでなく実生活においても、推測されやすい番号に設定するのは厳禁だ。

ネットのセキュリティは、アンチウイルスソフトや総合セキュリティソフトなどが用意されているが、実生活にはそうしたソフトやツールはない。そうした意味では、無防備で、本人の意識と注意力だけが頼りとなる。

実生活におけるセキュリティは自分で守らないといけないということをしっかりと自覚したい。
小川夏樹(ITライフハック編集長)