「お取り寄せ」で美味しい野菜・果物を選ぶには?ハズレを見分けるポイント5つ
 アタリハズレの見分け方。

 美味しい野菜・果物を求めて、お取り寄せ。その際、口コミやブランド、大手宅配業者の安心感だけで選んでしまい、イマイチ満足しなかったら……、とってもショックですよね。

 そこで今回は、お取り寄せされる立場にある「農家さん」に話を聞き、美味しい野菜・果物を選ぶヒントをまとめてみました。

◆そもそも「良い野菜」ってどんなもの?

 お話を伺ったのは、私自身が強い信頼を寄せる農家さん2名。『農+ NOTICE(ノーティス)』の今津亮さんと、『飛田柑橘園』の飛田泰典さんです。

 まずは彼らに、「良い野菜・果物ってどんなものなのか?」、「どのような野菜・果物作りを目指しているか?」について聞きました。

◆回答1:野菜や果物本来の美味しさを楽しめること

 簡単に言えば、「美味しい」ということ。例えば、こんな野菜・果物をイメージしてみましょう。

・ほうれん草:アクが少ないのにしっかりとした味がある

・ジャガイモ:でんぷん質の割合が多く、ホックホクで甘みがある

・オクラ:柔らかくて、生でも美味しく食べられる

・ナス:りんごのようなフルーティーさがある

・トマト:実の濃度が高く、豊かな旨みを持っている

・甘夏:みずみずしく爽やかでありつつも、完熟した甘さがある

 余分な硬さやえぐみがなく、野菜の甘みや香りが楽しめること。また、野菜を形作る「細胞」が緻密に並んでいるため、シンプルな調理・味付けこそが一番美味しいと感じることがポイント。これは、一口食べれば誰でもわかるんだとか!

 美味しい農作物は、一夜にして成らず。「環境選び」や、「余計な土作りをし過ぎないこと」で生み出される賜物のようです。

◆回答2:安心して食べられること

 これは農薬の問題。驚いたのは、一般的に売られている野菜が、驚くほどの農薬を使って栽培されているケースが多いということ。都道府県によって農薬の慣行基準(使用回数基準のようなもの)は異なりますが、その数なんと、キュウリ82回、ナス60回、トマト40回!

 私たちが良く食べるキャベツや白菜なども、大規模な生産を行っている農家ほど、相当数の農薬を使用しているそう。農薬を落とす方法をマスターしていない限り、考えただけでも恐ろしい話ですよね。

 消費者のことを本当に考えた「良い野菜」は、農薬使用が多くて3分の1回程度に抑えられていたり、農薬使用ゼロで栽培されているそうです。

 果物も同様。良いミカンは、極力減農薬はもちろん、見かけだけを良くする「薬剤」を一切使用せずに美味しさを追求しているそうです。

 しかし、今やすっかり「お取り寄せブーム」。インターネット販売や屋外マーケットが増えている中、私の経験上、すべてが「アタリ農家」とは限りません。こういった「良い取り寄せ先」を見分けるには、一体どうしたらいいのでしょうか。選定の際の注意ポイントをアドバイスしてもらいました。

◆お取り寄せ先を選ぶ際の「要注意ポイント5つ」とは?

1.名産地というだけで選ぶ

同じエリアであっても、農家によって栽培方法や土作りは全く違うようです。ジャガイモなら名産地の○○といった、安易な固定概念はやめましょう。

2.顔写真が貼ってある

写真や生産者の氏名が明記されているからといって、誠実だと思い込まないように。つまり、安全・安心の証ではないのです。

3.「販売」だけやっている

このパターンは多く見られるそう。販売のみを請け負っている農家関係者・専門業者もたくさんありますが、できるだけ生産者が責任をもって販売をしている農園を選びましょう。

4.とにかく「有機野菜」、「特別栽培」だけを打ち出している