今月27日&31日、日本代表・ハリルホジッチ新監督の初陣=チュニジア&ウズベキスタンとの親善試合における代表メンバーが発表された。3年後のW杯を目指すという理由から遠藤保仁が外れ、宇佐美貴史や永井謙佑らが代表復帰を果たした。

同日TBS「NEWS23」では、同局アナウンサー・古谷有美が聞き手となり、ハリルホジッチ監督の独占インタビューが行われた。自らを勝利主義者という新監督、その主なコメントは以下の通りだ。(以下、同番組による翻訳)

●代表監督就任について
「私は野心を持って日本に来ました。多くのオファーを断って日本に来たのは大きな可能性を感じたからです。サムライブルーはもっと高いレベルにいくことができると確信しています。結果が出なければ責任を取る覚悟もあります」

●日本代表に足りないもの
「ネガティブなことは言いたくありません。過去の試合をしっかりと分析してさらに向上させたいと思っています。サッカーはスピードが大事です。日本はパワーでは世界に勝つことはできません」

●視察したJの試合(3/14 FC東京×横浜F・マリノス)で怒りを露わにしたが
「キーパーがキャッチした時にほとんどの選手が歩いていました。カウンターアタックのチャンスを逃したのです。ボールを奪ったらすぐに攻撃に移らなければいけません。そのスピードが日本には必要です。W杯を戦うには精神、テクニック、体力、戦略、全て100%の準備が必要です。全てが高いレベルでなければW杯では勝てません。ただ、バルセロナやレアルも完璧ではありません。だから日本代表にももちろん改善の余地はあるのです。不可能は可能になります。私はとても楽観主義者で常に壁を乗り越えたいと思っています。コンプレックスを持ってはいけません。恐れてはいけません。自分に自信を持って大胆に行動することが大事なのです。そうすれば全てが叶う。それを選手達に伝えたいのです」

●3/27のチュニジア戦ではどのような試合にしたいか?
「親善試合としてもW杯と同じように戦ってほしい。そして最後に勝つ。内容が悪くても勝つことが重要です。私は勝利主義者です。いつもいつもいつも勝ちたいのです」