故岡本喜八監督の妻・中みね子が76歳で初監督(C)岡本みね子事務所

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八千草薫が主演する映画「ゆずり葉の頃」の予告編が公開された。秋深まる軽井沢を舞台に、一途な思いを貫いた女性と清く澄んだ人々が織り成す人生賛歌が、美しいピアノの旋律に乗せゆったりとつづられた。

本作で76歳にして映画監督に初挑戦したのは、中みね子。故岡本喜八監督の妻で、プロデューサーとして同監督の「肉弾」「大誘拐」といった傑作を世に送り出してきた岡本みね子が、旧姓名義で自ら企画・製作・脚本も兼ね、新たな映画人生の第一歩を踏み出した。

老境を向かえた市子は、かつて思いを寄せていた画家の絵画を探す旅に出る。海外勤務を終え帰国したばかりの息子・進は、理由も言わず旅に出た母を気にかけ、後を追う。八千草が主人公の市子を演じ、息子の進役で風間トオル、市子が思いを寄せる画家役で仲代達矢が共演。さらに、岸部一徳、竹下景子、六平直政、本田博太郎、嶋田久作らが日本映画界を代表する豪華キャストが脇を固めた。

音楽はジャズピアニストの山下洋輔が手がけており、撮影は瀬川龍(「しあわせのパン」)、編集は川島章正(「おくりびと」)が担当。物語の核となる劇中画は、平山郁夫に師事し、東京藝術大学大学院教授でもある芸術家の宮廻正明氏が本作のために特別に絵筆をとった作品だ。本作は、2014年・第36回モスクワ国際映画祭の特別招待作品に選出された。

「ゆずり葉の頃」は、5月23日から東京・岩波ホールで公開。

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