レナード・ニモイ

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世界中のファンがその死を悼むなか、『スター・トレック』のミスター・スポック役で親しまれ、2月に83歳で亡くなったレナード・ニモイの告別式が去る1日、しめやかに行われた。葬儀には家族や友人、J.J.エイブラムスやザッカリー・クイントなど、シリーズ関係者が約300人参列し、レナードの人物と功績を称えた。米Peopleが報じている。

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葬儀の様子は、追悼演説を行ったラビ(ユダヤ教の聖職者)のジョン・L・ロソーヴ氏がブログ記事を通じて明らかにしたものだ。同氏はレナードの2人目の妻、スーザン・ベイの従兄弟にあたることから夫妻とは親しく、次のように故人を偲んでいる。「レナードは沈着冷静で実直、かつ心の温かい人物でした。誠実さと良識を体現したような人格で、控えめなジェントルマンでもありました」と同氏。さらに26年間連れ添ったスーザン夫人との夫婦関係について、「生前、レナードはスーザンのような女性に出会ったのは初めてだったと打ち明けてくれました。彼女ほど心から情熱的に愛した女性は他にいない、スーザンが自分の人生を救い、あらゆる手段で自分を暗闇と不幸から救いだしてくれたのだと語っていました」と述べ、レナードの家庭人としての幸せな一面を紹介した。

レナードは慢性閉塞性肺疾患を患い、長い闘病生活の末に妻や子、孫たちに囲まれて自宅で亡くなった。ロソーヴ氏によると、もう返事ができなくなったレナードにスーザンが「レニー、愛してるわ。どうぞ旅立って。もう大丈夫よ」とささやくと、レナードはかすかに微笑み、静かに息を引き取ったという。

また、2009年公開のJ.J.エイブラムスによるリブート版、『スター・トレック』および続編『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で若き日のミスター・スポックを演じ、レナードと共演したザッカリーも、スピーカーとして弔辞を捧げた。ロソーヴ氏によると、ザッカリーはスポック役を演じるにあたり、大きなプレッシャーを抱えていたが、レナードのサポートで乗り越えられたというエピソードを披露し、偉大な先輩に感謝と敬意を評したという。

スポックという名キャラクターを生み出し、SFファンに夢を与え続けたレナード。その功績と温厚な人柄を惜しむ声が世界中から沸き起こっている。(海外ドラマNAVI)

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