競馬界のニューアイドルとして注目を集めるブチコ

写真拡大

白毛のブチ柄の馬が今年の桜花賞(GI)候補に挙がっている。それが、競馬界のニューアイドルとして注目を集めるブチコ(3歳牝・音無厩舎)だ。

その特徴的なビジュアルにより、今や一般のニュースでも取り上げられ、競馬に詳しくない人たちにも応援されているブチコだが、血統的には父キングカメハメハ、母の父サンデーサイレンスという超良血のお嬢さまである。

ブチコの生産者であるノーザンファームの場長で、獣医師でもある中島文彦氏が語る。

「これだけの血統ですから、生まれた時から普通に競走馬として期待は高かったですね。お母さんのシラユキヒメは気性にキツいとこがありましたが、子供たちは皆、気性のいい馬ばかりで、中でもブチコは体質もかなり強い。きっと姉のユキチャンよりも走ってくれるんじゃないかと皆、思ってました」

体質も強く、手間のかからない優等生。唯一、難点を探すとすると…。

「あの毛色なんで、汚れが目立つんですよ。ボロ(馬糞)とかつけてるとすぐわかっちゃうんで、他の馬よりたくさん洗わないといけないところですかね(笑)」

そんなブチコが今週末、いよいよGIII・チューリップ賞(3月7日、阪神競馬場)に参戦する。名手・武豊騎手とのコンビとあって、がぜん注目度が高まっているが、パドックでは是非、栗東の音無厩舎でブチコを担当する橋本真悟助手にも注目してほしい。

昨年10月、デビュー戦のパドックで橋本助手がブチコとおそろいのブチ柄のシャツで登場したところファンの間で話題騒然。その後もブチコが出走するたびにヘルメット、手袋、ネクタイなど新たなブチ柄のアイテムを身にまとう“ブチコーデ”で登場しているのだ。

「せっかく注目されているので、何かお客さんの喜びそうなことをと考えてやっているんですが、皆さんの反応があるのはやっぱり嬉しいですね。先生(音無調教師)からは『そろそろネタも尽きるんじゃないか』と言われていますが、まだまだアイデアはありますよ(笑)」(橋本助手)

チューリップ賞は3着以内に入れば、GI・桜花賞の出走権利を得られる重要な一戦。

「久々の芝ですが、デビュー時より筋肉もついて体もしっかりしてきました。その成長分を考えたら、芝に戻っても楽しみですね。皆さん是非、競馬場にブチコを見に来てください。“ブチコーデ”の新作もあります(笑)」(橋本助手)

果たして、高まる期待に答えられるか。チューリップ賞の結果、そして橋本助手のスタイリングにも要注目だ。

(取材/土屋真光 撮影/高橋由二)

■週刊プレイボーイ11号「競馬界のニューアイドル ブチコのひ・み・つ」より(本誌では、さらにブチ柄秘話も公開!)