いよいよ3月1日から世界的な名手ミルコ・デムーロ騎手(36)=イタリア=とクリストフ・ルメール騎手(35)=フランス=が毎週、日本の競馬場で暴れまくる。“年間150勝”を目標にするスゴ腕ジョッキー2人のデータを探ると、馬券作戦に有効な得意&不得意な条件が浮かび上がってきた。

 日本でもおなじみのM・デムーロ騎手とC・ルメール騎手が、外国人として初めて、現行制度のJRA騎手免許試験に合格した。短期免許(年間最長3カ月)で99年に初来日したデムーロ騎手は、JRA通算354勝(GI10勝)、02年初来日のルメール騎手が同245勝(GI5勝)。競馬ファンからの信頼も厚い。スポーツ紙デスクが話す。

「3月スタートで年間150勝は厳しそうですが、レジェンド武豊が年間最多の212勝を記録した時が36歳だっただけに、円熟期の2人ならリーディング争いに顔を出しそう。ともに家族を日本へ呼び寄せ、不退転の覚悟ですからね」

 すでに初来日から10年以上の騎乗経験があり、実績も十分。本誌「WIN5予想」でおなじみの伊吹雅也氏が解説する。

「まずデムーロ騎手は、複勝率で見ると、13年が34.1%、14年が35.1%。11〜12年は40%を軽く超えていたので、少し下がり気味です。ただ、JRA通算が37.1%ですから『ここ2年はちょっと調子が悪かった』くらいの話ですね」

 一昨年は「JRAの騎手免許試験の準備と不合格ショック」(スポーツ紙デスク)を考慮すれば、心機一転の大活躍がありそうだ。

 伊吹氏が続ける。

「一方のルメール騎手の年間複勝率は14年が39.6%、13年が40.4%、12年が38.2%。11年以前のJRA通算が32.6%でしたから、明らかに上向いています。特に今年も阪神、京都では目が離せません」

 2人の「得意条件」(表参照)を見れば一目瞭然。関西圏であれば、芝・ダートを問わずに狙えそうだ。

「今週から開催される阪神は、2人ともめっぽう得意としています。重賞レースで見れば、デムーロ騎手が騎乗した13年朝日チャレンジC(芝1800メートル)のハナズゴール(6番人気3着)が思い出されますし、ルメール騎手は、ワンアンドオンリーの13年ラジオNIKKEI杯2歳S(芝2000メートル)。この時は7番人気での勝利でした」(伊吹氏)

 阪神芝1800メートル以上での好走率は2人とも驚異的。特にルメール騎手は、阪神芝2000メートルで抜群の成績を残している。

「〈2-3-1-1〉と複勝率は85.7%。同舞台で行われる4月の大阪杯、6月の鳴尾記念とマーメイドSは要注目です」(伊吹氏)