個性的な衣装で登場したオダギリジョー(左)

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小林薫主演、松岡錠司監督作の映画「深夜食堂」の大ヒット御礼舞台挨拶が2月21日、東京・新宿バルト9で行われ、小林薫と松岡監督をはじめ共演の不破万作、綾田俊樹、須藤理彩、小林麻子、宇野祥平、金子清文、オダギリジョーが出席した。

全国80館での公開ながら興行収入ランキングに2週連続トップ10入りを果たし、興収2億円突破間近となった本作。この日も満場となった客席を見渡し、松岡監督は「あるフランスの高名な映画監督が、映画作りを山登りに例えて記した手記があります。映画作りは山の登りに似ている。粛々(しゅくしゅく)と苦闘の連続だが、頂上に向かって登るしかない。しかもその山が登るに値するかは頂上に行ってみないとわからない。映画作りも同様である。何度も苦しい時にそれを読み返している。そして、深夜食堂の頂上に立ち、この光景が広がっている。皆さんが、僕の道が間違っていないということを証明してくれています。本当に感謝しています」と電車の中で考えたというスピーチで謝意を示した。

松岡監督と公私ともに縁が深いオダギリは、「監督のスピーチに感動してしまった。さすが電車で考えただけある」と感心の面持ち。この日、つばの広い帽子とマント風のトップスを合わせた魔法使いのような個性的な衣装で登場したオダギリは、松岡監督から「その帽子、どうなっているの?」とツッコまれ、「言わなくていいですよ、それは」と言葉を濁して会場の笑いをさらっていた。

これまで3作のドラマシリーズが放送された人気同名コミックを映画化し、深夜に開店する食堂“めしや”に集う人々の人間模様を映し出す。アジア各国での人気が高く、台湾、香港、マカオ、韓国、マレーシアなどでの公開が決定している。オダギリは「一番驚いたのは、韓国で深夜食堂をミュージカルにしていた」と報告し、「意味がわからない(笑)。失礼な意味ではないですが、その発想がすごいし、たくさんの方が見たというので、影響力を感じざるを得ない」と感想を語っていた。

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