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ハリウッドの名優ウィリアム・H・メイシーが64歳にして初監督を務めた「君が生きた証」が、映画業界初となる“観客が入場料金を決める”形での先行上映を行った。

東京都・ヒューマントラストシネマ有楽町で、1月30日、2月6、13日のいずれも午後9時10分からの上映時に実施され、合計で123人の入場者数を記録。男性59人、女性64人と男女比率はほぼ同じで、最高金額は3500円、最低金額は1円という結果になった。回を重ねるごとに参加人数が増え、SNS上での映画への書き込みも盛り上がりをみせた。

映画鑑賞料金は通常一律1800円(一般料金)だが、こうした“投げ銭”形態の上映を行うと観客の好みで料金にばらつきが生まれることが明らかになった。今回のこの試みは、日本の映画鑑賞料金について映画ファンが考えるよい機会になったと言えるだろう。

「君が生きた証」は、突然の銃乱射事件で死んだ大学生の息子が残した楽曲を歌い継ごうとする父親と、その歌に魅了されたミュージシャン志望の青年の再生と成長を描いた人間ドラマ。シリアスなストーリーながら、来場者の1/3を20代の観客が占めるなど若い映画ファンの来場が目立った。

1800円を支払った25歳の女性は「ありそうでないような、なさそうであるような。不思議なぬくもりと爽快感でした。普段、映画をあまり見ないのですが、一歩を踏み出して見てよかったと思いました」、3000円を出した46歳の男性は「公開したら必ずまた誰かを誘って来たい」、1300円の値段をつけた46歳の男性は「21歳の息子がいるので、とても心にしみました」と感想を述べていた。

「君が生きた証」は、2月21日から全国公開。

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