【ライブドア・PJニュース 7日 大阪】− 先週末5日、関西でもやっとライブドアのパブリック・ジャーナリスト研修会が開かれた。早大でジャーナリズム論を教える小田光康氏ら講師となり、同社が市民参加型のパブリックジャーナリズムの考えかたをベースに、オンラインの双方向性を活かした、フリーランスを含むプロアマ協働のジャーナリズムを作り上げようという計画のためのもの。

 既に東京では二回開催されているが、大阪では始めての開催。関西各地から12名のパブリックジャーナリストを目指す老若男女(うち女性3名)が朝9時から夜6時半までみっちり研修した。パブリック・ジャーナズムの理論から、記事の書き方、報道写真の撮り方、そして修了試験と参加者中最も年長と思われる「せきやん」こと前田佳央はすっかりグロッキー。

 せきやんは30年前、ジャーナリストを目指した夢を、今後パブリックジャーナリストとして実現していきたい。小田氏は、ライブドアで目指すパブリック・ジャーナリズムで英国の市民革命で果たした身分制度のない自由な言論空間コーヒーハウス・パブの役割を求める。パブリックの語源となるパブ(パブリックハウス)への参加条件は知識・教養だった。韓国の3万5000人の市井のジャーナリストを抱えるオーマイニュースのような存在にしたいと語る。

 理念や良し。既存のメディアが大人になってしまって、NHKや朝日の歪みが素人である私たちに漏れ伝わってくる。あいまいな客観性・中立公正性を絶対視せず、自由に批判的視座を持って深層にある真実を追求することで『ウオッチドック』を目指す。

 既存のメディアに対抗するとか非難するのではなく、無名の市民レベルでの情報発信をしたい。まだまだ未熟で不確かな部分も多い。ましてライブドアといういい加減な会社、見る前に飛ぶ堀江氏のやることだ。どこに向かっていくのやら…。

 しかし、講師の小田氏、矢澤氏の誠意が伝わった。久々にピュアなジャーナリストに出会った。彼らになら私のジャーナリストとしての夢を一時預けてもいいかな・・・。本日、せきやん『パブリック・ジャーナリスト』宣言をする。【了】

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