ネット上ではすでに女優の名前が「特定」されているが……

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「22歳人気女優に“極秘結婚・隠し子疑惑”が浮上!」との話題がネットを賑わせている。大ヒットドラマにも出演した22歳の若手女優が昨年、交際中の一般人男性との子を極秘出産し、通っていた大学を中退して未婚の母となっているというのだ。

 “お相手”の男性が酔った勢いで飲み仲間たちに吹聴したと言われており、その男性が発言したとされる「大手プロダクション所属の女優」「スナック菓子のCMに出演」「22歳の誕生日を迎えて間もない」「大学を中退」などの内容から、ネット上では芸能プロダクションOに所属する若手女優、K・Sの名前が特定されている。

 K・Sといえば、2011年に好視聴率を記録したドラマ『家政婦のミタ』にレギュラー出演。松嶋菜々子演じる家政婦・三田の派遣先である阿須田家の長女役を好演した。芸能界デビューのきっかけは、第11回全日本国民的美少女コンテスト(2006年)。ここで審査員特別賞を受賞したのち、2008年から2010年にかけては、新垣結衣の後を受けて「ポッキー」のCMに出演。2011年春に都内の大学に入学しているが、芸能活動と学業との両立が難しくなってきたことを理由に2013年に中退している。

 また、男性は昨年5月、友人に対して「彼女が忙しくて全然会えない。仕方なく京都の仕事場まで会いに行ってきた」と話していたともいい、その時期が、K・Sが主演していたドラマ『鵜飼いに恋した夏』(NHK BSプレミアム)の撮影時期と重なるようだ。

イメージとは裏腹の肉食系女子だった?

 ある大手出版社の雑誌編集者がこう語る。

「僕も『ミタ』の前後に何度かK・Sさんを直接取材していますが、とてもさわやかな女の子という印象でした。当時は大学1年生の19歳で、『写真が趣味。暗所作業が好きで、デジタルではなくフィルムで撮っている。フィルムに焼き付ける作業にすごく心惹かれてて……』なんて言っていました。大学でも芸術系の分野を専攻していたはずです。また、日本のロックが好きで『特にゆらゆら帝国やZAZEN BOYSが好き』とも」

 話を聞く限り、キャピキャピとしたギャルっぽさは皆無の“ザ・文化系女子”。仕事や立場を顧みずに「未婚の母」となるようなイメージとは対極なのだが……?

「そうですね。落ち着いていて、受け答えもしっかりしていて“クラスの学級委員長”的な雰囲気がありました。ですから、その1〜2年後に松田翔太との熱愛がキャッチされたときには意外に感じたものです(笑)。まあ、オーストラリアで生まれ育った帰国子女ですからね。恋愛に関しては積極的なのかもしれません」(前出・雑誌編集者)

 芸能事務所Oといえば、若手タレントを徹底的に管理・教育する方針で知られる。同事務所所属で、現在揺るぎない人気を確立しているY・RやU・A、T・Eにしても、デビュー当初は「最初の5年間は徹底的に仕事とレッスン(仕事の方向性に合った教育)を消化させる」というやり方で実力とプロ意識を叩き込んだと言われている。K・Sも同様に“教育”を施されてきたはずなのだが……。

 今回話題になっている一件の張本人が本当にK・Sなのかどうか真偽は不明だが、万が一にも噂話が真実だとしたら、キャリア的には「まだまだこれから」の若手女優にとって痛手は避けられないだろう。芸能人はイメージがすべて。これまでに打ち出してきた女優像との齟齬も、今後の売り出し戦略において問題となりそうだ。

 この疑惑に関して、現在、週刊誌記者らが一連の情報の裏取りに奔走中だという。

(取材・文/秋山大介)