中古スマホはXperiaとiPhoneが人気独占?失敗しない中古スマホ選びのコツ「上位は意外にもコンパクトモデルだった」

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最近、ハードオフなどの中古(リサイクル)販売店に足を運ぶと、スマホが販売されているのを目にするようになってきた。気軽に中古スマホを買える時代になったのだ。

しかしながら、筆者のようなスマホを販売していた人間であればまだしも、普通の人であれば、中古スマホは「いったい何を買えば間違いないのだろう」と心配になるところだろう。

価格が安い中古スマホとはいえ、失敗するような買い物はしたくないものである。
どれが「掘り出し物」のモデルで、どれが「割高なもの」なのか判断に迷うものだ。

その疑問に1つの回答がある。それは、
中古スマホを購入する指針となるのが「売れているモデル」を購入しろだ。

●いま、売れているスマホは、2機種に絞られていた
大手フリーマーケットサイト「ムスビー」内の携帯電話機売買専門ページ「ケータイ★アウトレット」では、2月3日に2015年1月度の人気スマホランキングを発表した。
そのランキングには大きな特徴があったのだ。

1位 Xperia Z3 Compact SO-02G(NTTドコモ)
2位 iPhone5c(NTTドコモ)
3位 Xperia A2 SO-04F(NTTドコモ)
4位 Xperia Z3 SOL26(au)
5位 iPhone6 Plus(NTTドコモ)
6位 iPhone6(NTTドコモ)
7位 iPhone5s(au)
8位 iPhone5s(NTTドコモ)
9位 AQUOS SERIE SHL25(au)
10位 iPhone6 国内版(SIMフリー)端末
出典:SBIライフリビング株式会社

以上の結果となっている。

●トップ10のうち9モデルが「Xperia」か「iPhone」だった
ランキングを見て最初に気づくのが、9位のAQUOS SERIE SHL25を除く、それ以外のモデルは全て「Xperia」か「iPhone」となっていることだ。やはり、AndroidではXperiaが強く、またiPhoneも根強い人気があることを裏付けていることだろう。

さらに注目したいのが、トップ10のうちドコモ向けモデルが6モデルも入っていることだ。
これは、格安SIM(MVNO)のほとんどがドコモの通信網を利用していることが理由にある。
ドコモ機種であれば、SIMロック解除などの特別な手続きをしなくても、原則、そのまま使える。
こうした今の時代を、いちはやく反映している結果だろう。

また、auのスマホも3モデル入っているが、これも最近テレビCMで人気の「mineo」という格安SIMがそのまま使えることが影響しているのだろう。(注:mineoはiOS 8以降は利用できないためiOS 7のiPhone 5sなどで利用する必要がある)

逆に、ソフトバンクのiPhoneが中古スマホ人気トップ10入りしない理由は、格安SIMが利用しにくいからだろう。

●意外?1位から3位までコンパクトなスマホが人気
中古スマホを購入する際、人気なのは定番のXperiaとiPhoneというのはわかった。
さらに良くみてみると、1位から3位までは、ディスプレイサイズが4インチ台といったコンパクトなスマホに人気が集中していることがわかる。
これは、大型スマホ(ファブレット)に飽きた人や、敬遠する人が、コンパクトスマホに戻ってきていると言えるかもしれない。

中古スマホを格安SIMなどで割安に使いたい、中古で2台目のスマホを入手したいという場合。
防水モデルやカメラ性能がよいモデルが欲しいならXperiaを、ゲームアプリが豊富にあり、アプリの対応も早いほうがいいということであればiPhoneを選ぶのが、外れのない選択といえるだろう。

中古スマホを購入しようとして、機種に迷ってしまったら、人気の定番2モデル「Xperia」か「iPhone」で選択してしまうのが間違いないだろう。


ケータイ★アウトレット2015年1月の中古携帯/スマホ ランキング


布施 繁樹