影響が予想されるEXILE

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 1月28日、オリコン・リサーチは、音楽ランキングにおける「ミュージックカード」での合算集計を取りやめ、4月6日以降はデイリーランキングの集計を改めると発表した。

「ミュージックカード」とは、各アーティストのカードに記載された楽曲が、PINコードによりダウンロードが出来るシステム。従来の他ダウンロードシステムよりクオリティーが良いといわれる音質に加え、カード自体がプロマイドの役割も果たしており、ファンはコレクション的な要素でも楽しめた。しかし、イベント参加券獲得の権利など、作品以外の目的があからさまに目立つ特典も出ており、音楽情報データーとしては疑問視され、ネット上では「ミュージックカード商法」と揶揄されていた。

 オリコンの発表によれば、ミュージックカードによるダウンロード率が“音楽パッケージの販売”と認定するには低すぎて、数が合わないという。ミュージックカードは、通常のCDより安価な値段設定だが、それでもカードが1枚売れれば“シングル1枚”としてカウントされていた。

大打撃を受けるアーティストが続出!?

 それだけに、今回の発表はミュージックカードを導入していたアーティストに多大な影響を与えかねない。特に、2012年に日本で初めてミュージックカードの販売形態を採用し、このカードで脅威の売り上げを誇っていたEXILEにとっては大打撃だろう。

 EXILEは、2013年にライブ会場で、4月発売のCD『EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜』のミュージックカード全14種類購入者に「非売品ミュージックカードコンプリートファイル」を先着プレゼントするという特典を展開。ミュージックカードは1枚500円のため、コンプリートするのに7000円の投資が必要になるのだが、見事オリコン1位を獲得。「金ザイル商法」などと批判が殺到していた。

 EXILEの販売方法を中心に物議を醸してきたミュージックカードだけに、今回のオリコンの発表にネット上では、

「何も特典付かないと何枚売れるかな〜EXILE」

「ミュージックカード商法が無くなることでEXILE集団は痛手だろうな」

 と、ミュージックカード商法を展開していたEXILEに対して、辛口のコメントも多い。

 また、今回のミュージックカード集計廃止のニュースは音楽業界に波紋を広げており、シンガーソングライター・つんく♂(46)も29日のTwitterで「このカードはDLされなければ著作者に配分されないから難しいところにありましたね」とコメント。

 ゴールデンボンバーの鬼龍院翔(30)も同日のブログで、「この流れで色々とランキング集計方法が変わっていくといいなぁ…色々な会社との兼ね合いもあると思うからなかなか難しいかもだけど…」と、言及していた。

 “CDが売れない”と言われている昨今、各アーティストはさまざまな特典商法でCDの購入をファンに呼びかけている。オリコンでは4月6日をもって集計方針が変更となるが、EXILEをはじめミュージックカードを導入してきたアーティストの“実際”の売り上げがランキングにどう反映されるのか、今後に注目だ。

(文/一樹守)