Y字形のユニークな形をした温度計「Wishbone」はスマートフォンに装着することで体温や気温を測ることができるスマート温度計で、アプリで記録をとって体調管理にも役立てられるデバイスです。

Wishbone: The World's Smallest Smart Thermometer by Joywing Tech - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/531680546/wishbone-the-worlds-smallest-smart-thermometer

Wishboneがどのような製品なのかは、以下のムービーなどを見るとわかるようになっています。

Wishboneは、アルファベットの「Y」のような形をしたデバイス。スマートフォンのイヤフォンジャックに装着して使う温度計です。



2つある先端のうち、くぼみのあるほうが温度測定に使う部分。



温度を測りたいものから3〜5cmの距離にWishboneをかざし、スマートフォンのボタンをタップすると、ほんの数秒で温度を測ることが可能です。



Y字形の本体の中身はこんな感じ。細い方の枝に温度センサーが内蔵されており、もう一方の枝の中には駆動用のボタン電池が収まるようになっています。WishboneはAndroid端末とiOS端末の両方で使用することが可能です。



ユニークな形状のWishboneですが、温度センサー部分の傾きが45度に設定されているのがポイント。



赤ちゃんの体温を測ってあげるような時に画面が見やすいのはもちろんのこと……



自分に向けて温度を測るような場合にも、画面を見ながら操作しやすいように設定されています。



自分の額にWishboneを向けてポチッとするだけで体温を測ることができるので、体調管理がグッと楽になるというわけです。



このように、赤ちゃんの額にWishboneを向け……



スマートフォン用のアプリ画面で「Body Temp」を選び、測定ボタンをタップすると数秒で体温が表示されました。



専用のアプリには複数人分のデータをためていくことが可能なので、家族全員の健康管理もしやすくなります。



Wishboneは体温や物体の表面温度を簡単に測ることができるのですが、将来的には水のような透明な物体や環境温度の測定を可能にする開発が行われる予定。



また、温度計で大切なのはその測定精度であるということはいうまでもありません。



その点も心配は不要。一般的な体温計と比較したところ、間違いなく同じ数値を示すことが確認されています。



Wishboneの仕様はこんな感じ。対象物から出ている赤外線を測定するタイプの温度計となっており、人体に影響を与えるような電波のたぐいはまったく放射されません。温度は0度から100度の間で0.1度単位で測定可能で、精度はプラスマイナス0.2度となっています。LR41型ボタン電池を使用し、バッテリー寿命はおよそ1年とのこと。



このWishboneはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の2万ドル(約240万円)に対し、記事作成時点では1200名以上の出資者から約5万ドル(約600万円)の出資が集まっています。

33ドル(約4000円)の出資でWishboneを1個ゲットすることが可能で、2個の場合は60ドル(約7200円)、3個の場合には87ドル(約1万円)、5個で140ドル(約1万7000円)、10個だと270ドル(約3万2000円)のプランなどが用意されています。



なお、日本への発送には、個数に応じて3ドルから7ドル(約360円〜840円)の送料が別途必要。出資の締め切りは日本時間で2月27日(金)2時51分となっており、出荷時期は2015年4月ごろが予定されています。

Wishbone: The World's Smallest Smart Thermometer by Joywing Tech - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/531680546/wishbone-the-worlds-smallest-smart-thermometer