雪道で滑らない方法
雪が降り出すと、いつもの道を歩くのが途端に怖くなるものだ。あなたも通勤途中、雪道でツルッと滑ってヒヤッとしたことがないだろうか。そんな状況を危惧して、「教えて!goo」でも雪道を滑らないで歩く方法について意見を募っている。

雪道を滑らないで歩く方法

■歩き方と靴を変える

「とにかく、踵から着地しないほうがいいです」(jingさん)、「私が雪道を歩く時は歩幅を小さくして、足の裏全体で歩いていますよ。格好悪いですが、大股で歩くより小股で歩いた方が滑らないと思います」(kotyouさん)、「(前略)……つま先に重心をかける(つま先立ちみたいな感じ)つもりで歩いてみてください」(mld_sakuraさん)と、歩き方に注意する声が集まった。

「(前略)……輪ゴムを靴に付けるとそんなに滑らずに歩けます。細い輪ゴムじゃなくて、きしめんのような太い輪ゴムです」(mikiokunさん)、「コロンブスという会社から『シュースパイク』という商品名で、すべり止めグッズが出ています。パンプスのつま先とかかかとにひっかけて靴底のすべり止めにするものです」(rinkoさん)と、滑らない靴にするというアドバイスも寄せられた。

■雪道を滑らないで歩く方法

実際のところ、雪道を滑らない方法はあるのだろうか。雪道での転倒防止活動等に関する普及啓発および調査研究を行っているウインターライフ推進協議会事務局の永田泰浩さんに、雪道を滑らないで歩くにはどうしたらいいかお話を伺った。

「歩き方の大きなポイントは二つあると思います。まず歩幅が大きいと、足を高く上げることになります。体の揺れが大きくなるとともに、片足で立っている時間が長くなるので、転倒しやすくなります。滑りやすいところでは、基本的に小さな歩幅で歩きましょう。もうひとつは、やや前傾になって歩くのが良いと思います。かかとに体重を乗せて、後傾になって歩いているのは、転びやすいだけではなく、転倒した際に後頭部を打ったりして、大きなケガにつながる可能性があります」(永田泰浩さん)

ちなみに親指の付け根に体重を乗せる感じで歩くと、自然と前傾になるそうだ。「時間にゆとりを持つことも重要」と永田さんは話す。急ぎ足になると歩幅が広がり、路面に対する注意力が散漫になるからだ。

「長期にわたって積雪寒冷地を旅行する、もしくは引越で積雪寒冷地に居住するような方は、到着地で冬靴を購入することをお勧めします。北海道では、雪や氷のない地域から来る方のために、アタッチメントを販売しています」(永田泰浩さん)

住まいによって、年に数回しか雪が降らない地域もあるだろう。そんな時は今ある靴の中で、なるべく柔らかい素材でできた靴底の靴と靴底の模様がくっきりとした靴を選ぶと良いそうだ。靴底が皮など固い素材でできた靴は絶対にNGとのこと。

■暖かい格好で身を守ろう

雪道を歩く時の服装についても教えてくれた。

「手袋と帽子は必須アイテムです。転倒した際に頭や手を守ってくれます。服装は暖かさが最優先です。身体が寒いと歩き方がこわばってしまうだけでなく、早く暖かいところに着こうと急いで歩くことにもつながります」(永田泰浩さん)

格好が危険を促すとは盲点だった。また、万が一の時に備えて鞄はリュックにしておくと、後頭部を守るクッションになるそう。大雪が降っても慌てず、雪道の歩行にはくれぐれも用心したいものだ。

●専門家情報:永田泰浩
ウインターライフ推進協議会事務局。ウインターライフ推進協議会は、札幌市を拠点に、積雪寒冷地における冬を安全・安心・快適に過ごすとともに、冬を楽しむための環境づくりを通じて地域社会へ貢献することを目的として活動しています。雪道での転倒防止については、是非、ホームページもチェック!

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)