『ゼロ・グラビティ』

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まだまだ寒いこの時期、新年会も一息ついて、そろそろ家でのんびりDVDでも見たい気分なんて方はいないだろうか?
そんな方のために、今回はTSUTAYAの昨年度レンタルランキングTOP3を、邦画・洋画別にご紹介したい。

【邦画編】


第3位:永遠の0

昨年の邦画興行収入第1位、86.7億円の大、大ヒットとなった超話題作。原作は百田尚樹のベストセラー小説。零戦を扱った戦争ドラマだっただけに、賛否両論も巻き起こった。そんな中、注目されたのが、軍人訓練を受けて零戦パイロット役に臨んだ岡田准一の演技。山崎監督が「鬼気迫るオーラで役に入っていた」とコメントするその演技で、報知映画賞ほか様々な映画賞で主演男優賞を受賞。また本作は、2月27日に発表を控える日本アカデミー賞で主演男優賞ほか11部門にノミネートされている。

第2位:謝罪の王様
『舞妓 Haaaan!!』 『なくもんんか』の阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本、水田伸夫監督による異色コメディ。阿部サダヲ×クドカンに加えて、キャスト陣が井上真央、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子、竹野内豊など、とにかく豪華。さまざまなエピソードがそれぞれつながっているオムニバス形式で、キャスト陣のオーバーリアクション(!?)も見どころ。後半の展開には好みが分かれそうだが、「現実のアレコレを忘れ、気分転換して笑いたい」なんて方にはぴったりかも。

第1位:半沢直樹 ―ディレクターズカット版―
映画……ではなくドラマだが(TSUTAYA発表のデータなので、あえてそのままご紹介)、社会現象にまでなったあの話題作が堂々の1位。原作の池井戸潤氏はドラマ化にあたり「言いたいことを言えなくて泣き寝入りしている人は多いでしょうから、半沢が代わりにはっきり言って『やられたら倍返し』、読者にスカッとしていただきたいですね」とコメント。結果、堺雅人らの圧巻の演技も加わって、まさにスカッとした視聴者は数知れず。またテレビドラマを見ていても、「野心、復讐、友情、モラル、正義といったものが強烈に描かれ、展開もスリリングで目が離せない」と改めてその魅力を再確認した方も多いとか。まとめて借りた場合は夜更かしの危険大。

【洋画編】


第3位:『ゼロ・グラビティ』

第86回アカデミー賞にて、 監督賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞、視覚効果賞、最多7部門にノミネートされ、監督のアルフォンソ・キュアロンがオスカー像を手にした姿もまだ記憶に新しいSFヒューマンドラマ。地表から60 万メートル上空で、誰もが予測しなかった突発事故が発生。スペース・シャトルは大破し、船外でミッション遂行中のライアン博士(サンドラ・ブロック)と、 ベテラン宇宙飛行士マット(ジョージ・クルーニー)は、宇宙の無重力空間=ゼロ・グラビティに突如放り出されてしまう。 漆黒の闇で果たして2人は地球に無事生還することができるのか!?

「壮大なスケールとCGに圧倒されて緊迫感に包まれたストーリー展開に釘付けでした」という声がある一方、「家のテレビでは無重力感は伝わって来なかった」というちょっぴり残念なコメントも。

そもそも映画館では、真っ暗闇の宇宙が巨大スクリーンに3Dで映されていた本作、なるべく自宅では部屋中を真っ暗闇にして静かな環境でご覧頂きたい。途中「ピンポーン! 宅急便です〜!」なんて声がしたら、一気に興ざめということにもなりかねない。

また、日本の宇宙開発に実績を持つ「宇宙技術開発」(SED)が発表した、どこまでがリアルかといった「見方」が興味深いので、気になる方はご一読を。

第2位:『ローン・レンジャー』

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督ら主要スタッフが再びタッグを組んだアクション・アドベンチャー。テレビドラマや映画で何度も映像化された人気西部劇を基に、悪霊ハンターと正義のヒーローのコンビが巨悪に立ち向かうエンターテイメント大作。ジョニーとコンビを組むローン・レンジャー役には、『J・エドガー』のアーミー・ハマーが好演。

ハリウッド映画らしく、キャラクターも個性的でユーモアたっぷり、派手なアクションや随所にあふれる見せ場など、男女共に楽しめる仕上がりに。子供の頃テレビで放映されていた「ローン・レンジャー」を知っているという方は、懐かしんだり比較できる楽しみも。ディズニーにしてはちょっぴり残酷なシーンもあって時間も長めという意見もあるが、クライマックスの列車シーンはテーマ曲「ウィリアムテル序曲」が流れエキサイティングな展開に胸が踊る方も多いはず。

第1位:『アナと雪の女王』

もはや説明する必要もないほど、世界中で記録的大ヒットディズニーミュージカル。ディズニー史上最大の興行収入はなんと12億ドル(日本円で約1,219億円!)、日本国内でも250億円を突破している。となればDVDも言わずもがな。
昨年7月16日に発売したBlu-ray+DVDセット「アナと雪の女王 MovieNEX」(4,000円)の売上が、発売3週目となる8月3日までの時点で250万枚を突破したと発表。レンタル回数も同日210万回、オンデマンド配信も24万視聴を突破している。が、念のため知らない方のために内容をご紹介しよう。本作はアンデルセンの童話「雪の女王」をヒントに、触れた途端にそのものを凍結させてしまう秘密の力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変えてしまったことから、姉と王国を救うべく妹アナが雪山の奥深くへと旅に出る……という物語。大ヒットテーマ曲「Let it go」(通称:レリゴー)を映画館ではさすがに歌いづらかったという方はDVDならご自宅のテレビの前で大熱唱できるという特典が。また本作の魅力のひとつ、美しく描かれた氷の世界は今の時期にはピッタリかも。

以上、昨年度の洋邦TOP3をご紹介したが、まだまだ何かと話題に上ることの多い注目作ばかり。冬のおこもりライフのお供にご覧になってみてはいかがだろうか?
(mic)