ベストのリオネル・メッシが戻るとともに、ピッチでの嘔吐問題も“再発”した。2つのことに関連はないはずだ。なぜなら、過去2シーズンに定期的に見られたメッシの胃の現象は、むしろメッシが苦しんでいたときとリンクしていたからである。

むしろ、その逆だろう。胃の衝動がなくなると、本当のメッシが戻ってきたのだ。意欲的で、圧倒的なメッシである。ペップ・グアルディオラ監督時代のように、止めることができなかったメッシだ。プレーの位置も20〜30メートル下げている。

この2年、メッシはゴールを量産していたものの、ペナルティーエリアにより近い位置でプレーしていた。ペナルティーエリアにとどまり、ボールを待っていたのだ。だが、今は違う。ルイス・スアレスが加わったことで、メッシは右サイドに移ったのである。そこから好きなように動くのだ。

11日のリーガエスパニョーラ、アトレティコ・マドリー戦で、メッシはスペクタクルを取り戻した。ヘスス・ガメスを苦しめ、カバーリングでも大きく手を貸し、547戦目にして初めて相手にPKを与えるファウルも犯している。

21日のコパ・デル・レイのアトレティコ戦で、ディエゴ・シメオネ監督はメッシ包囲網をつくった。最初は輝きを見せたメッシも、その後は苦しむことになる。それでも、シーズン29点目となるゴールを決めた。アトレティコ相手に7試合無得点だったメッシが、この2試合で2ゴールを決めたのだ。

だが、このアトレティコ戦の試合前に、メッシはまたも嘔吐の症状を見せた。初めてピッチで吐いたのは、2011年のことだ。グアルディオラ監督最後のシーズンである。その後、何度かメッシはこの症状を見せている。

メッシは以前、昨年3月のルーマニア戦で吐いたときに、アルゼンチン『TyC』のインタビューで次のように述べている。

「ずっと続いているんだ。クラブでもね。でも、たいしたことじゃない。試合でも練習でも、家にいるときもあることなんだ。なんなのかはよく分からない。何度も検査をしたけど、何もないんだ。分からないんだよ。突然衝動を感じるんだ。でも、吐くと落ち着いて、大丈夫になるんだよ」