マーク・シュルツ役を演じたチャニング・テイタム/写真:SPLASH/アフロ

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昨年12月に、『フォックスキャッチャー』(2月14日公開)の登場人物で、実存するレスリングのオリンピック金メダル選手マーク・シュルツが、ベネット・ミラー監督と作品を痛烈に批判した。しかし、15日にミラー監督がオスカー候補に選ばれると、態度を一変。これまでの一連の行動を謝罪している。

【写真を見る】当初マーク・シュルツ本人はベネット・ミラー監督と作品を批判していた/[C]JUNKO

同作ではチャニング・テイタムがマーク・シュルツ役を演じているが、マーク本人は「作品では、まるで俺とジョン・デュポン(スティーブ・カレル扮する)に性的関係があったかのように描かれている。ひどい嘘には失望したし、自尊心が傷つけられた。ずさんな映画だ」とツイートしていた。

しかしノミネートが発表されるとマークは、「チャニングがオスカー候補にならなかったのは驚いた。彼は素晴らしいよ」「ベネット・ミラー監督は、最も優れた監督だ。オスカーに値するよ。『フォックスキャッチャー』はミラクルだ。嫌いだなんて言って悪かったと思う。俺は怒ってなんかいない。本当に素晴らしい作品だ」

「ただ内容がしんどかったせいで、あんなことをしてしまって申し訳なかったと思う」「ミラー監督、スティーブ・カレル、マーク・ラファロ(マークの兄のデイヴ・シュルツ役)が皆受賞してくれることを願っている」とツイートし、態度を一変させている。

昨年5月のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したベネット・ミラー監督は、昨年10月にニューヨーク映画祭で、「この作品を製作するにあたっては、デュポン家をはじめ、たくさんの人々が快く取材に応じてくれた」と語っており、チャニングは「マークに会って実際にいろんな話を聞き、彼の歩き方も真似た」と役作りについて説明していた。

2月22日(現地時間)に開催される第87回アカデミー賞では、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など5部門でノミネートを果たしている【NY在住/JUNKO】