2015年1月9日までアメリカで開催されていたCES 2015で、薄さ5.15mmの8コアスマートフォン「Vivo Air」が展示されていました。iPhone 6の登場以降、スマートフォンのトレンドに「薄さ」という要素があるのはどうやら間違いのないところ。しかし「世界最薄」の座をめぐる争いは、想像以上に激戦となっているようです。

BLU Vivo Air hands-on | PhoneArena reviews

http://www.phonearena.com/news/BLU-Vivo-Air-hands-on_id64597

これが薄さ5.15mmのスマートフォン「Vivo Air」。4.8インチ有機ELディスプレイを搭載で、SoCはMediaTek MT6592(8コア)、1GBメモリ、OSにはAndroid 4.4(KitKat)を搭載。



横から見るとこんな感じ。もはやこのクラスの薄型スマートフォンではイヤホンジャックは搭載されないことが一般的になってしまいました。Vivo Airは199ドル(約2万4000円)で2015年1月中旬に発売予定です。



一方、CES 2015終了後にSamsungも薄型のスマートフォン「GALAXY A7」を発表。GALAXY A7は薄さ6.3mmで、SoCにSamsung Exynos 5430(8コア)を採用。メモリは2GBで5.5インチ有機ELディスプレイを搭載。ちなみにiPhone 6の厚みが6.9mmなので、GALAXY A7は薄さという点ではiPhone 6を上回ったことになります。



とはいえ、より薄さを重視するモデルはまだまだあります。これは薄さ世界一でギネス認定された「Gionee ELIFE S5.1」でその薄さは5.15mm。しかし、世界最薄の称号は数カ月もたたずに他のスマートフォンに奪われました。



上には上がいるものでついに5mmを切る薄さを実現するスマートフォンが登場。これはOppoの「R5」。薄さは驚異の4.85mm。



なお、R5がどれほど薄いのかは、果物に突き刺す以下のムービーで確認できます。

The R5 - Does it SMASH? - YouTube

どこかで見たようなリンゴ。



R5で粉砕。



スイカにさえ突き刺せるR5はもはや凶器です。



固いクルミでさえこの通り。



極めつけはクギを打つパフォーマンス。「薄すぎて打ちにくいだろ」という突っ込みはヤボです。



なお、凶悪な薄さのR5以上に薄く、発表済みのスマートフォンとして現在、世界最薄の座につくのは「Vivo X5 Max」で、薄さは4.75mmとなっています。



Vivo X5 Max(上)とiPhone 5s(下)を比べるとこんな感じ。Vivo X5 Maxの驚異的な薄さが一目瞭然です。



0.1mm単位でしのぎを削る「世界最薄」の称号を争う戦いはとどまるところを知りませんが、薄すぎるゆえに弊害があるのも事実です。7.1mm厚のiPhone 6 Plusでさえ曲がりやすいという問題を抱えていることから、薄さを突き詰めれば強度問題が避けられないのは間違いないところ。さらに、薄くするためにバッテリー容量を犠牲にせざるを得ないという大きな問題もあります。スマートフォンの機能性とのトレードオフが避けられない薄さの追求は、もはや限界を超えていると言えそうです。