勝負強さを見せつけ、レギュラーを維持

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“ママ友いじめ”問題で、女性からのファンが離れてしまった江角マキコ(48)。事の発端となったブログも騒動以降、更新されていない。

 出演しているCMも一時期に比べ激減。テレビも『私の何がイケないの?』(TBS系)のMC、『バイキング』(フジテレビ系)の火曜レギュラー、そして『ぐるぐるナインティナイン』(日テレ系)の3番組のみとなっている。

 広告代理店の営業マンが言う。

「それまで“カッコいいママタレ”として売れていたのに、あの騒動で女性票を失なってしまった。しかも福士蒼汰や天海祐希、唐沢寿明などが所属する大きな芸能事務所を辞めて、個人事務所に移った矢先の出来事。誰も江角さんの後ろ盾となる人がいない状態。彼女にこれから新しく仕事をお願いしたいと思うCMのスポンサーやテレビ番組は少ないでしょう」

 それでも江角を起用し続けている番組にも、それぞれ思惑があるという。『ぐるナイ』関係者はこう話す。

「『何イケ』と『バイキング』は、“黒い”江角さんでも今限定で数字は稼げる。不人気ゆえに実害が出る可能性があるのが『ぐるナイ』なんです。彼女の出ているコーナーは幸か不幸か『ゴチ』。毎回レストランでお品書きのメニューを選んで、設定金額に近い品を選択していくというシステムで、江角さんは順位で“安全圏内”にいたから、無理矢理レギュラーを辞めさせることができない。あの件があった時もスタッフ内で話し合いにはなりましたが、恣意的に外すのは無理だという結論に至った」
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『絶対にレギュラーは外せない!』江角の気迫勝ち

 事実、坂上忍と福原愛をゲストに迎えて2014年12月25日に放送されたレギュラーの入れ替え決定戦では2人が番組から去ることになっていたが、選ばれたのは平井理央と上川隆也。江角はその座を守ってみせた。前出の『ぐるナイ』関係者が振り返る。

「あの騒動があってからの江角さんの勢いはすごかったですね。『絶対にレギュラーは外せない!』という気迫が感じられて、そのままゴール。一番人気だった上川隆也さんが抜けて、柳葉敏郎さんが入る形になりました。視聴率を考えると、こちらの狙いとはちょっと違ったんだけど……」

 ここで気になるのが、お店さえ事前に分かっていれば料金の見当がつき、レギュラーに残れたのではないのか? という疑問だ。関係者にぶつけると、首を振って否定した。

「それは無理。放送で使うお店は出演者周りに絶対に知られないようにしているし、なんといっても、通常メニューにはない特別メニューを作ってもらっているんです。つまり、料金はお店側が決めるので、操作が不可能。ヤラセをしていないがゆえに、江角さんは残れた、といえば分かってもらえるでしょうか(苦笑)」

 必死にかじりついたゴールデンのバラエティ番組。人気復活への足掛かりになるといいが。

(取材・文/大伯飛鳥)
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