監督・キャストが『さよなら歌舞伎町』を語る!

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 16日、映画『さよなら歌舞伎町』の公開記念トークイベントが都内で行われ、廣木隆一監督、樋井明日香、我妻三輪子、村上淳、リカヤ、川瀬陽太が出席。歌舞伎町のラブホテルを舞台にした本作について語った。

 本作は、5組の男女が複雑に絡み合いながらも、懸命に生きていく姿を描いた群像劇。物語の軸となる倦怠(けんたい)期の同居カップルには、染谷将太と前田敦子がふんしている。廣木監督は「昔から群像劇というものをやってみたかった。初めての群像劇だけど、役者たちが楽しそうにやってくれたことがとてもうれしかった。ぜひPart2もやってみたい」と意欲を見せた。

 一方、「『出たい映画の監督リスト』に廣木監督を挙げて、マネージャーにずっと言っていた」と明かした我妻だが、ハードなシーンに体当たりで挑戦した際の廣木監督が怖かったといい、「全然何も言わなくて『はい、もう1回』とか何度もやらされて」と吐露。村上は「廣木さんは時間がない中で粘る。待ち時間が長かったりするのは、徹底して芝居を撮るから」とその真意をくんでいた。

 音楽を担当したのは、シンガー・ソングライターのつじあやの。映画の内容とは対照的なこの抜てきに関して廣木監督は「ギャップは面白いと思ったんですよ。それで『ピクニックに行く感覚のものを作ってほしい』とオーダーしたんです」と経緯を語った。(取材・文:桂伸也)

映画『さよなら歌舞伎町』は1月24日よりテアトル新宿ほか全国順次公開