『アゲイン 28年目の甲子園』の現場を語った中井貴一と柳葉敏郎

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元高校球児たちが、再び甲子園を目指す「マスターズ甲子園」について描いた重松清の小説「アゲイン」。その映画化作品『アゲイン 28年目の甲子園』の初日舞台挨拶が1月17日に丸の内TOEI1で開催された。

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主演の中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、大森寿美男監督が登壇。中井は真冬の甲子園での撮影を振り返り「こんな寒い時期にやったらケガしますよ。練習は真夏の炎天下、その後、撮影したのが12月。50を超えた2人は、軽い肉離れを起こし、改めてプロ野球選手のすごさを感じました」と苦笑いした。

中井と柳葉は共にテニス部で、スパイクを履いたことがなかったと言う。中井は「何ですか?あれは。クッション性が何もない。それを履いて1塁までダッシュしろと言われまして」と大森監督に恨み節。柳葉も「寒さ、体力と、いろんな面で苛酷なものがありました」と激白。さらに「みなさん、気づきましたか?足をひきずっているところ。あれは前日にやったやつです」と笑顔で語り、笑いをとった。

悩みながら撮影したという波瑠は、中井との共演シーンについて「ひたすら自分のなかで父親を作り、壊された気持ちになり、自分のなかでこねくり回していった感じです」とあふれる思いを吐露。中井は「商店街でリハーサルを何回もやったのですが、カメラがなかったので、何をやっているんだろうと思われていました(苦笑)」と言うと、大森監督は「鬼気迫るものがあり、みんな声がかけられない状況でした」と2人の熱演を称えた。

その後、サプライズで、本作の主題歌「夢のつづき」を手掛けた浜田省吾からの手紙が朗読された。「起用してくださったことに心から感謝します」というお礼の言葉の後、「『この作品は人の思いをつなぐ作品なのです』とおっしゃっていた中井貴一さんの言葉を思い出します」と、中井について触れた。中井と浜田は20年来の知り合いとのこと。すると柳葉が「良いっすね。中井くんは浜田省吾さんとお知り合いで。僕らの年代にとっては大スター。今度、紹介してね」とおちゃめな笑顔を見せた。

最後に、野球映画ということで“バットでの鏡開き”を敢行。本作のキーワードである“キャッチボール”にちなみ、キャスト陣・監督から、お客様へ感謝の気持ちを込め、サインボール投げをした。【取材・文/山崎伸子】