米アマゾンで「Carnival Row」に着手Photo by Jason LaVeris/FilmMagic

写真拡大

メキシコの奇才ギレルモ・デル・トロ監督が、かねて長編映画としてメガホンをとるはずだったクライムファンタジーを、米アマゾン・スタジオでドラマシリーズ化することがわかった。

新作「Carnival Row(原題)」は、人間や妖精、クリーチャーたちが共存するビクトリア調の街が舞台。当初の映画脚本では、謎のクリーチャーたちが次々と殺害され、その事件の捜査にあたった刑事が、第一容疑者は自分自身であることに気づくという内容だった。今回のドラマシリーズ版では、大幅な変更が加えられるようだ。

同作は“幻のハリウッド映画”になりかけていた企画。2005年、当時新人だったトラビス・ビーチャム(「パシフィック・リム」の脚本家)が執筆した脚本「A Killing on Carnival Row」を米ニューライン・シネマが獲得し、デル・トロ監督で映画化しようとしていた。しかし、開発に数年間かかり、デル・トロはほかのプロジェクトを優先するために離脱。その後、ニール・ジョーダンが監督に内定したが、ニューラインがワーナー・ブラザースに吸収されたことで打ち切りとなってしまう。さらに11年、ターセム・シン監督が実現に乗り出したが、今度はスタジオが決まらず白紙に戻っていた。

そして昨年、米レジェンダリー・エンタテインメントのトーマス・タルが打診したところ、デル・トロが快諾したため、形を変えてようやく日の目を見ることに。パイロット版は、デル・トロが、ビーチャムとレネ・エシェバリア(「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」「キャッスル ミステリー作家は事件がお好き」)と共同で脚本を執筆し、自らメガホンをとる予定。撮影時期は、次の映画「パシフィック・リム2(仮題)」がクランクインする前の今春になるとみられている。制作総指揮には、デル・トロ、ビーチャム、エシェバリアのほか、「ゴシカ」のゲイリー・アンガーが名を連ねる。

デル・トロ監督の映画「クリムゾン・ピーク(原題)」は10月16日、「パシフィック・リム2(仮題)」は17年4月7日に全米公開。

■関連記事
ギレルモ・デル・トロ監督「パシフィック・リム3」の構想を明かす
ギレルモ・デル・トロ監督の創作ノート、邦訳版が10月発売
ギレルモ・デル・トロ監督、「ヘルボーイ3」は実現難しいと明かす
ギレルモ・デル・トロ監督「クリムゾン・ピーク」の全米公開日が決定