本田圭佑(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

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本田圭佑が審判批判をしたと報じられている。パレスチナ戦後に「バスケットボールのようだった」と触っただけでファウルになったと批判したというのだ。

その会話があったすぐ近くにいて、話は聞こえてきたが、とても記事の内容になるような会話ではなかった。なのでメモを取るのを止め、本田が機嫌良さそうに話しているのを見ていた。本田は確かに審判のことについて話をしていたが、現在の報道のされ方はまさに「針小棒大」ではないか。

日本人記者との話が終わった後、なぜかそこにいた正体不明の人たちにせがまれて一緒に写真を撮り、そこからの話だった。どうやら本田と昔から知り合いのような外国人記者が英語で質問を始めると、本田は英語で「君たちは日本語でもいいんじゃないの?」と笑いながら聞き、楽しげに話した後に審判の話題になった。

その中で、本田は何度も「いつも審判のことは言わないけれど」「審判のことは言いたくない」と何度も繰り返しつつ、その中で気心の知れた記者に対して冗談めかしながら本音を漏らしたはずだ。

その場では、日本人記者は誰も質問しなかった。すべての会話が英語だったからだ。そして会話の中の、多少笑いも混じりながら話していた微妙なニュアンスが抜けたまま、記事になっている。まるで言葉尻を捉えて、面白おかしい部分だけを抜き出したかのようだ。

本田や長友佑都はミックスゾーンで何も話さない日が多い。そのことに腹を立てて焚き付けようとしているのかもしれないが、これではますます誰も話さなくなるのではないかと、心配してしまう。【山本遼太郎】