栩内香澄美被告に有罪判決

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 ASKA(56)とともに覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された、愛人女性の栩内(とちない)香澄美被告(37)の判決公判が1月13日、東京地裁で開かれ、懲役2年執行猶予3年の有罪判決が下された。大方の予想通りの判決となったが、栩内被告一貫して無罪を主張していたため、今後控訴するものとみられる。

 保釈金300万を払い、現在は保釈をされている栩内被告だが、そもそもASKAとの出会いは自身が勤務する大手人材派遣会社・パソナグループのパーティで知り合ったと言われる。栩内被告は会場に訪れた有力者の“接待要員”で、ASKAは彼女の虜となり、栩内被告の自宅を訪れては“シャブセックス”に溺れていたと伝えられていた。

 一連の裁判で注目されたのは、法廷で明かされたASKAと栩内被告の生々しい“セックス暴露”だった。昨年に行われた公判では、栩内被告に対して女性の弁護人が「性交渉をする時はどこで?」と質問。栩内被告は「(床に)マットレスを2枚重ねて、その上にバスタオルを敷いています。ASKAさんの汗がすごいからです」と説明した。さらに、毛髪鑑定で覚せい剤成分が検出されたことについて、ASKAの汗が自身の毛髪に付着したのが原因と主張しており、「私の顔に落ちてきて、地肌に染み込むくらい(ASKAは)汗をかきます」としていた。

有罪判決に納得の声多数

 逮捕された昨年5月17日の早朝は、友人との飲み会で泥酔し午前3時10分ごろ帰宅。その後ASKAが来訪し、4時ごろから性交渉をスタート。ASKAの精液と汗により、知らないうちに覚せい剤が体内に入った。その主張を具体化するために、あえて生々しくセックスについて語ったものとみられる。

 検察側は栩内被告に対して、「自分の意思で使用したことは明らかで反省の態度がまったくない」と懲役2年を求刑。それに対して弁護側は、17日の最終弁論で上記のように述べ、改めて無罪を主張していた。一方でASKAは、起訴事実を認めたうえで栩内被告について「大事な存在」と言い切り、さらに「好きな人?」との質問に「はい」と答え、栩内被告を守る姿勢を貫いていた。にも関わらず、栩内被告は就寝中にASKAが覚せい剤を体内に入れた可能性を訴えるなど、徹底して潔白を主張し続けていた。

 栩内被告の主張や今回の判決に対し、ネットユーザーは、

「まぁ仕方ないな。証拠が出ているのにあれだけシラを切るんだもん」
「今まで自分に都合の良いように、不利にならないように、供述をコロコロ変えてきたのに信じて頂きたいなんて、勝手過ぎだろ」
「これ無罪になると、尿検査や毛髪検査で反応があってもやっていませんの一点張りで押し通せるな」
「すべての薬をASKAに押し付け逃げ切った栩内。最初から愛情がないのは明らか。パソナに守られて無罪もありえるのか」
「あまりにも生々しすぎて想像したくなくても想像してしまう。奥さんとか、子供とかニュース見て、どんな気持ちになるんだろ。気の毒」

 と、同情的なコメントは見当らなかった。

 薬物逮捕だけで終結することなく、妻と愛人との三角関係やパソナ、さらには暴力団との関係など、自身の公判終了後も報道が鳴り止まなかったASKA。その原因となった栩内被告は、果たして今後も無罪を主張し続けるのだろうか。

(文/一樹守)