悪いことばかりじゃないんです!! たまには全力で怒ってみるのがいいこれだけの理由

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“キレる”というと、たいていネガティブなイメージがつきまといます。たしかに些細なことで感情を爆発させたり、関係のない人にまで当り散らすのはまだまだ未熟な証。でも怒りを表に出すことのすべてが悪いことかというとそうでもないようです。心理学者のなかには、一見ネガティブな“怒り”という感情にもじつはポジティブな一面があり、それを有効に使いこなすことで、いい影響も引き出せるというのです。では、“怒り”にはどんなポジティブ面があるのでしょうか?

“怒り”はコントロール感をもたらしてくれる

嫌なことがあっても表に出さなかったり、他人の顔色をうかがってばかりで自己主張をきちんとしなかったりする人よりも、怒りをきちんと表現して「私はもっといい待遇をされるべき」と言える人のほうが、人生を自分の意思でコントロールしようという意識が高く、その結果、望ましい状況に自分をおくことができるといいます。不満を押し殺したままでいるよりも、不当な扱いに対してはきちんと怒れる人のほうが人間関係でのストレスも少ないと言えるでしょう。

“怒り”のおかげで今直面している問題に対し、現実的にアプローチできる

人があまりにも自分の能力の範疇を越えたことに対しては、強い怒りをなかなか覚えません。でも自分が“怒り”を感じてアクションに移すことで、今抱えている不満や問題を解決できると思えるならば、その状況を変える強いモチベーションとすることができるのです。その結果、怒りを大きな原動力としてより現実的な解決へと導くことにつながります。
たとえば環境問題やフェミニズム運動などを考えてみてください。“少しでもいい世の中にしよう”という思いを駆り立ててきたのは、現状に対するさまざまな不満や怒りが大きな力となっていたのは明らかです。現状をただただ鵜呑みにするのではなく、強い意識と怒りが時には世の中を良い方向へ変える大きな力となっていくのです。

“怒り”を自覚できる人は、EQ(こころの知能指数)が高い

“いつも明るく、ポジティブに”、そうは言っても実際はなかなか難しいと思いませんか? そもそも人間は生きている限り、いつも喜びや幸せといったポジティブな感情ばかりではいられません。感情の浮き沈みがあり、怒り、悲しみ、不安、妬みといった“ネガティブ”というラベルを貼られがちな感情だって当然あるものなのです。そういった暗い感情を“くさい物はふた”式に無視してしまうより、しっかりと向き合うメンタリティがあるほうがEQ(こころの知能指数)は高いと言えます。より強く喜びや幸せを実感するためにも、自分の“怒り”を無視せず受け止め、はっきりと表に出したほうがいいとも言えます。

どうでしょうか。とりわけ日本人の社会では、いい年した大人しかも女性が感情を露骨に表すことをあまり良いこととしません。でもこれは特に外国人と接する機会が増えると実感することですが、嫌なことはイヤ、間違っていることを間違っていると主張することがじつは大切なことだということに気づきます。
自分の感情や価値観を押し曲げたまま不満を溜めこんでしまうよりは、いっそ派手に怒ってみてはいかがでしょう? 思わぬ効果を上げることができるかもしれませんよ。