マーガレット・キーンが手がけた大きな目をした子供たちを描いた“ビッグ・アイズ”シリーズは強烈な個性を放つ/[c]Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.

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色彩豊かなファンタジー作品に定評のある奇才ティム・バートン監督が、『エド・ウッド』(94)以来20年ぶりに実話の映画化に挑んだ『ビッグ・アイズ』(1月23日公開)。実在の画家夫婦の身に起きた出来事を描く本作をバートンが映画化した理由は、彼らの名を知らしめたその魅力的な絵にあった…!

【写真を見る】彼女らの娘も絵のモチーフになっている/[c]Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.

現在、87歳の画家マーガレット・キーンが1950年半ばに発表した、大きな目をした子供たちを描いた“ビッグ・アイズ”シリーズは、その圧倒的な存在感で瞬く間に世界中の人々を魅了。60年代に手掛けたポスターやポストカードはミリオンセラーとなり、その価値を見出したナタリー・ウッド、ジョン・クロフォードら著名人が競って原画を買い求めるほど、熱狂的な人気を博したことで知られている。

それだけ人気となった“ビッグ・アイズ”シリーズだけに、現代のクリエイターにも多大な影響を与えている。著名なところでは、2001年から日本でも発売されているグレープフルーツサイズの頭と華奢なボディが特徴的なブライス人形や、スーパーパワーを持った3人の幼稚園児が悪と戦うアニメ「パワーパフガールズ」がそうで、両者と彼女の絵を見比べてみると納得してしまうはずだ。

バートン監督自身が“ビッグ・アイズ”シリーズの長年のファンであり、劇中には彼女が描いた絵がいたるところに登場し、まるで美術館に行ったような気分にも!?個性的な絵とその製作秘話まで楽しめる本作は、一度で二度おいしい作品と言えるだろう。先日終了した展示「ティム・バートンの世界」が大注目を集めた直後だけに、彼の世界観の魅力にはまった人はこちらもぜひチェックしてみてほしい!【トライワークス】