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 久しぶりに、そのご尊顔を拝んだという人も多いのではないか。

 小泉純一郎首相の下で金融財政政策担当大臣を務め、「聖域なき構造改革」の旗頭となった竹中平蔵氏(63)だ。

 竹中氏は元旦にテレビ朝日系で放送された討論番組「朝まで生テレビ」に登場。

正社員をなくしましょう」

 との放言をかましてインターネットで大炎上した。この炎上騒ぎは、フライデー1月23日号(講談社)が大々的に報じたほか、各メディアも取り上げている。

ASKA事件の判決公判がマイナス材料に

 この日の朝生は、「日本はどんな国を目指すのか」というテーマで、民主党の辻元清美・衆院議員や経済アナリストの森永卓郎氏らが出演。派遣社員と正規社員との格差拡大に議論が及んだ時に問題発言は飛び出した。

「竹中氏は、格差是正を打破するため、同一労働・同一賃金の必要性を説く辻元氏らに反論するような形で『同一労働・同一賃金っていうんだったらね、正社員をなくしましょうって、やっぱり言わなきゃいけない』と切り出したのです」(メディア関係者)

 竹中氏はさらに、

「日本の正規労働ってのが、世界のなかで見ても異常に保護されているからなんです」

 と続けた。

 これら一連の発言について、フライデーは、竹中氏が人材派遣企業、パソナグループの会長職にあることを前提に、

「正社員が減って派遣市場が拡大すれば、パソナが儲かるのは必定」

「『正社員がいない社会』が理想だとホンネを吐いた」

 などと猛批判している。

 久方ぶりのメディア露出でいきなり逆風にさらされた竹中氏。大規模な規制緩和や経済政策によって格差社会のとば口を開いた「小泉改革」における負の側面を象徴する人物だけに、改めてその不人気ぶりをさらした格好だ。

 ただ、いかにも間が悪いのが、1月中旬に竹中氏にとってイヤな話題がメディアで取り上げられそうなことだ。

「1月13日に、覚醒剤事件でASKAとともに捕まった栩内香澄美被告の判決公判があるのです。すでに明らかになっている通り、栩内被告は竹中氏が会長を務めるパソナの迎賓館『仁風林』で接待係を務めていた。ASKAともここで知り合っており、裁判のニュースが取り上げられるたびに、パソナと事件との関わりが取り沙汰されてきた。そのトバッチリで、ネット上では竹中氏にまつわるクスリや女性に関するあらぬ疑惑も書き込まれてきました。今回もまた、イメージダウンに繋がるような話題が蒸し返されることを関係者は恐れているのです」(週刊誌記者)

 栩内被告の弁護を担当するのは、高額な弁護費用がかかるといわれる大阪の超大物ヤメ検弁護士。

「1審だけでも1000万円近い出費になる」(法曹関係者)

 ともいい、一般人ではあり得ない豪華なサポート体制が組まれている。それだけに、

「パソナグループの創業者で社長の南部靖之氏が支援しているのではとの疑惑もくすぶり続けている」(先の記者)

 新年早々のゴーマン発言で悪目立ちしてしまった竹中氏。これ以上のイメージダウンを避けるためにもしばらくは大人しくしていたほうがよさそうだ。

(取材・文/浅間三蔵)