「海野屋」謝罪文

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客から異常なほど高額な料金を受け取っている「ぼったくり居酒屋」として、先日来ネット上で批判されていた新宿の居酒屋「風物語新宿店」を経営する居酒屋チェーン、株式会社海野屋(東京都新宿区、太田欣也社長)が公式ページに謝罪文を掲出した。会社側は「弊社の(従業員)管理不足」「従業員の中には不正な会計処理をしてしまう者がいることを把握できておらず、十分な対策を施しておりませんでした」とし、調査チームを作り外部の弁護士にも協力を仰ぎ再発防止に務めるとしている。

■謎のチャージ料金
この事件はあるツイッターユーザーが、新宿で同店舗を利用した所、5人で利用したにも関わらず、6人分のお通し代を請求され、飲み放題の料金に加え更に席料・週末料金に加えてチャージ料の名目で合計4万円強を払わせられたというもの。他のメニューも「ぐるなび」の店舗ページの値段より高く請求されていたという。

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(ツイッターの投稿より)

この店は以前からぼったくりの疑いを指摘されていたようだ。

「yahooロコ」(http://loco.yahoo.co.jp/place/g-gzLlSrcVgDo/review/)でも客の口コミとして、「セットでないと1人3品程注文しなくてはならない、週末料金、席代、お通し代、チャージ料金と色々とられ、普通居酒屋より高い感じ。最初に店員の説明が有るのでよ〜く聴いとかないと、後になり料金が高いと言っても最初に説明しましたと言われる。料理は普通の居酒屋。店員さんが凄い格好で仕事している。」と2014年11月13日に書かれていた。

 

謝罪は行われたものの、まだ不透明な部分が指摘されている今回の事件。被害者の方は「情報頂きました。先日ツイートしたお店の会社が謝罪文を公開しているとのことです。このことに関しては特に意見はしませんが、調査した結果、店側だけの問題なのか、意図はなんなのか、を知りたいですよね。調査します!だけで終わってほしくない。」と、ひとまずは受け入れながらも、懸念の意を表明している。企業側の経営努力が問われる展開となるであろう。さらにこれら関連店舗について衛生面についての指摘もいくつか見受けられた。今後も動向を注視し、当方としては引き続き取材を続けるつもりである。

海野屋トップページより謝罪文引用

お詫びとお知らせ
平素は株式会社海野屋の運営する居酒屋をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
このたび風物語新宿店においてチャージ料等の飲食以外の多額の料金を頂戴していたことが、お客様のご指摘により判明いたしました。直接ご迷惑をお掛けしたお客様はもちろんのこと、関係各位に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 弊社では、お客様からチャージ料を頂戴することがございますが、週末料金や席代を重ねて請求しないよう指導をしておりました。それにも関わらずこのような事態が発生してしまったことは、弊社の管理不足にあることは明らかであり、申し開きの余地もございません。従業員に対して一方的な指導にとどまり、従業員の中には不正な会計処理をしてしまう者がいることを把握できておらず、十分な対策を施しておりませんでした。お客様にお食事を楽しんでいただく時間を提供すべき私どもが、お客様に不快な想いをさせてしまったことを深く反省しております。
 現在、調査チームを発足させ、他の店舗でも同様の事態がないか徹底して調査を進めております。また、関係者からの十分な聴き取りも行い、原因の追究に勤めて参ります。これらの実態調査の上、外部の弁護士から意見をいただきつつ、従業員の教育を徹底し、このような事が二度と起きないようする所存でございます。
 社員一丸となって、皆様に安心してご利用いただけるお店作りを行って参ります。皆様には、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。


(画像は「海野屋」公式ページ http://www.uminoya.biz/index.html 及び被害者のツイッターより)

※修正:入店した人数に関して間違いがありましたので修正しました(2014/12/30 12:40)

※この記事はガジェ通ウェブライターの「松平東龍」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?