アメリカの野球データなどを紹介するサイト<Fan Graphs>が、極東地域の選手のデータとして日本や韓国のプロ野球選手のデータを紹介し、メジャーに通用しそうな打者や投手をリストアップしている。

打者では、オリックスの糸井嘉男選手、現在メジャーとの交渉中の阪神の鳥谷敬選手、中田翔選手がメジャー候補に。糸井選手は「全盛期を過ぎているが青木選手のようにMLBで通用する選手と考えられ、盗塁や長打も期待できる。またセンターとライトを守れることからメジャー球団が手を挙げる可能性は高い」とし、鳥谷選手は「2番手としてメジャーで戦える選手と見ているが、先発は最初の川崎選手のように難しいのではないかと思う。メジャーと3Aの間の選手という認識」と辛口の評価だ。

また、これまでメジャー挑戦の話題が一切出ていない中田選手に関しては、「26歳とまだ若い。プロ入り前にマリナーズが興味を示していた選手」と説明し、「現状の成績などから評価して3Aが妥当」との評価に留まっている。

投手に関しては、オリックスの金子千尋投手と広島の前田健太選手という、今年メジャーのリストに入った2人のエース級選手がやはりメジャーでも通用する投手とされている。しかし、来年のリストに必ず入るとしながらも、金子投手が日本でキャリアを終える可能性もあることや、前田選手に関しても広島がポスティングによる放出に積極的ではない状況なども説明している。

なお、記録には触れていないものの日本ハムの大谷翔平選手も名前も挙がっており、「MLBで二刀流の選手は1968年以来誕生していない」「大谷を獲得すれば大フィーバーが起こることは確実」と注目度の高さを示している。