微生物学者が語る、知ったら怖くなる公衆トイレの実態
公衆トイレを使うとき、できる限り清潔にやり過ごすための「自分ルール」ってありますよね。
便座に座らず中腰で。何かを触るときはトイレットペーパーごしに。などなど……中には、トイレを流すレバーがどんなに上にあっても靴の裏で押すという人も。他人の目が届かない個室だからこそ、珍行動に出る人はたくさんいるようです。
微生物学者ジェイソン・テトロの見解によると、通常トイレの便座の上には、1平方cmに2〜3百個の菌がいるとのこと。これは心配するに値しない数値。だって便そのものには、1gに1,000億個の菌がいるんです! 汚物が放置されていたり、周りまで汚されていたりする公衆トイレがいかに汚いかがわかりますよね。
また、誰かがフタをせずトイレを流すたび、汚染された水が蒸気化し約180cm上昇! 個室全体にソレが降りかかっているのはもちろん、常に濡れっぱなしのシンクや出入口のドアも雑菌だらけ!
そこで、より清潔に公衆トイレを利用するコツをご紹介しましょう。
1. 剥き出しのトイレットペーパーは使う前に外側の2層を捨てる
2. 手を洗う際にぬるま湯と石鹸を使い、たっぷり20秒かけて洗ってから流す
3. 手を乾かす際、備え付けの紙か温風を使うしかない場合は紙で!
(温風は周囲の雑菌を巻き上げ、顔に当たるとそれを吸い込むことに)
4. 消毒液がある場合は手に取り、トイレの出入口を出てから両手に塗り広げる
公衆トイレを使うときは、病気をもらわないようなるべく清潔に使いたいところです。
参考:
Everything You Never Wanted to Know About Public Toilets
http://www.womenshealthmag.com/health/public-bathroom-facts