今回のフルモデルチェンジで、堂々とした体躯に生まれ変わった新型レガシィ&アウトバック。もっともコンパクトクラスでも5ナンバーの全幅1700mmを軽々と超える時代ですから、グローバルモデルにしてフラッグシップのレガシィ&アウトバックが全幅1800mmを超えるのは、もはや必然なのかもしれません。

およそ四半世紀に及ぶ伝統ブランドに相応しく、スバルはレガシィB4とアウトバックの熟成を重ねてきました。開発責任者が「多種多様なクルマを乗り継ぎ、様々な人生経験をされた方々に選んで頂きたい」と語るとおり、長年のノウハウをしっかり活かした上質な仕上がりとなっています。

■フラッグシップに相応しい上質感を実現

ドアを開けて運転席に乗り込むと、スバル流のわかりやすく機能的なインパネが迎えてくれます。表皮にはソフトパット、また横基調のシルバー加飾を施して上質感を演出。また2眼メーターの中央にカラー液晶画面を採用して、燃費情報やアイサイト動作状況をわかりやすく表示しています。

先代譲りの広い室内は、ゆとりの空間を実現。シートは前後席共に広く快適で、静粛性にも磨きがかかっています。セダンのトランクは、4WDながらもラージセダンに相応しい容量を確保。アウトバックも、ツーリングワゴンで培ってきたパッケージングのノウハウをフルに活かして、優れた積載性を実現しています。

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■全車にアイサイト3とLEDヘッドライトを標準装備

グレードは、標準とリミテッドの2つ。価格は、レガシィB4が286.2万と307.8万円、アウトバックが313.2万と340.2万円となっています。パワートレーンは、全車ともスバルが誇る水平対向2.5Lエンジン+CVT+4WDを搭載。またフラッグシップに相応しく、標準仕様でもアイサイト3やLEDヘッドライト、アルミ等の充実装備が自慢です。

レガシィB4では、充分な装備が搭載されている標準仕様がお買い得。アウトバックでは、内装にインパネのピアノブラックパネルや本革シート、また電動式のパワーリアゲートが搭載される上級仕様のリミテッドが、買い得感が高くてオススメ。18インチアルミによるスタイリッシュな外観も魅力です。

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(拓波幸としひろ)

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新型レガシィ&アウトバックはフラッグシップに相応しい上質感を実現(http://clicccar.com/2014/12/27/281362/)