『大辞林』に載ってるけど、何のことだか全然分からない言葉10選「アンク文字」「淫雨」

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『大辞林』の序には、「本辞典は、現代の国語生活をふまえ、現代語の記述に重点を置きつつ、古語や百科語をも含めた総合的な国語辞典をめざしたものである」と書かれています。そんな大辞林の掲載語の中には「何それ」「知らないなー」と、意味の分からないものがけっこうあります!

『大辞林』(第三版)の紙面を見ますと、バカな筆者などこんな単語があるのか、と思うことばかりなのですが、その中から10項目、まず見出し語と表記を挙げてみますので、意味が分かるかトライしてみてください。

■言葉の意味がいくつ分かりますか?

1.アンク文字

2.いんう
淫雨

3.えいきゅうこうすい
永久硬水

4.おおにし
大西
●……名字ではありません。

5.くすんごぶ
九寸五分

6.さげおだれ
下げ尾垂れ

7.ちつちつ
秩秩

8.べいてん
米点

9.やさけび
矢叫び

10.よるのあき
夜の秋
●……季語です。

いかがでしょう? これらの言葉の意味は分かりましたでしょうか?『大辞林』(第三版)の説明は以下になります。

●アンク文字
〔ANK;alphabet,numerals,kana〕アルファベット・数字・半角片仮名の総称。JISコードで八ビット(一バイト)の値がそれぞれに割り当てられている。
『大辞林』(第三版)P.97より引用

●いんう
淫雨
長く降り続いている雨。長雨。
『大辞林』(第三版)P.191より引用

●えいきゅうこうすい
永久硬水
カルシウムおよびマグネシウムの硫酸塩などを含む硬水で、煮沸しても軟水になりにくい硬水。→一時硬水。
『大辞林』(第三版)P.260より引用

●おおにし
大西
(関西以西で)冬期に西から強く吹く強風。
『大辞林』(第三版)P.322より引用

●くすんごぶ
九寸五分
〔長さが九寸五分(約30センチメートル)あるところから〕短刀のこと。
『大辞林』(第三版)P.714より引用

●さげおだれ
下げ尾垂れ
家のひさし。
『大辞林』(第三版)P.1002より引用

●ちつちつ
秩秩
河水の流れゆくさま。「田疇墟落――として画くが如く」
『大辞林』(第三版)P.1613より引用

●べいてん
米点
南画の描法の一。樹木・山谷などを水墨の点を打ち連ねて描き表すこと。多く夏山の山水を描くのに用いる。米○(べいふつ)によって創始されたことからの称という。
『大辞林』(第三版)P.2278より引用
●……○は、くさかんむりに市という字です。

●やさけび
矢叫び
(1)矢を射当てた時、射手があげる声。矢ごえ。やたけび。(以下略)
『大辞林』(第三版)P.2552より引用

●よるのあき
夜の秋
夏も終わりの頃の、なんとなく秋めいた感じのする夜。
『大辞林』(第三版)P.2635より引用

皆さん、10個のうちいくつ意味が分かりましたか?
『大辞林』を見ていると、知らない言葉がたくさんあって、「人間は一生勉強だなあ」などと思ってしまいますよね。この世は知らないことだらけなんです!

(高橋モータース@dcp)