首位デビューを果たした「ホビット 決戦のゆくえ」(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

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クリスマス直前の全米ボックスオフィス。3本の大作が上位を独占した先週はマーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ主演のアクション・ファンタジー超大作「ホビット 決戦のゆくえ」が公開され、先週末3日間で約5620万ドル、公開から5日間で約9060万ドルの興収をあげる大ヒットスタートとなった。

同作は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督による大ヒットシリーズの最終章。第1作「思いがけない冒険」(2012)が約8460万ドル、第2作「竜に奪われた王国」(2013)が約7365万ドルのオープニング興収(3日間)をあげ、そして今回が約5620万ドルと、やや見劣りする成績になっているが、これはこのシリーズで初めて水曜日を初日にしたためで、前2作同様に今回も金曜日を初日にしていれば第2作と同等の成績を上げていたと思われる。前シリーズの最終章で、アカデミー作品賞を受賞した「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(03)ほどの盛り上がりはないが、22日の段階ですでに約9800万ドルを稼いでおり、全米で3億ドル、全世界で10億ドルを狙える好スタートとなった。共演にオーランド・ブルーム、エバンジェリン・リリー、ルーク・エバンス、ベネディクト・カンバーバッチ、ケイト・ブランシェット、イアン・ホルム、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィービング。

約1730万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、こちらも大ヒットシリーズ第3弾
「ナイト ミュージアム エジプト王の秘密」。ベン・スティラー主演、ショーン・レビ監督によるアドベンチャーコメディの最終章で、今年8月に亡くなった名優ロビン・ウィリアムズさんの最後の出演作でもある。この最終章では、1930年代のエジプト、現代のニューヨーク、ロンドンを舞台に「エジプト王の石版」の秘密が明かされる。共演はオーウェン・ウィルソン、リッキー・ジャーベイス、ベン・キングズレー、スティーブ・クーガン。

オープニング興収約1630万ドルで3位に初登場したのは名作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化「ANNIE アニー」。1982年版に次ぐ、2度目の映画化で、今回主人公に抜てきされたのは「ハッシュパピー バスタブ島の少女」で史上最年少のアカデミー主演女優賞候補となったクワベンジャネ・ウォレス。共演にオスカー俳優ジェイミー・フォックス、キャメロン・ディアスを配してのリメイクだったが、レビュー、興収ともにやや残念なスタートとなってしまった。監督は「ステイ・フレンズ」のウィル・グラック。

前週の首位から1週で王座を明け渡した「エクソダス 神と王」は約800万ドルの興収で4位に。10日間の累計興収は約3800万ドルと、苦難の道が続いており、最終興収は6000万ドルほどにとどまりそう。5位「ハンガー・ゲーム モッキングジェイ パート1(原題)」は累計を約2億9000万ドルにして、年明けには3億ドルを超える見込み。

その他、6位にはリース・ウィザースプーン主演の「Wild」が拡大公開によりランクイン。累計で720万ドルの興収をあげている。また、10位には「チェイス!」が日本公開中のインドの国民的スター、アーミル・カーン主演によるボリウッド製コメディドラマ「P.K.」が滑り込んだ。

クリスマスを迎える今週は、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント主演の「イントゥ・ザ・ウッズ」(ロブ・マーシャル監督)、アンジェリーナ・ジョリー監督作「Unbroken」、マーク・ウォールバーグ主演の「The Gambler」に、限定でクリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」(ブラッドリー・クーパー主演)、ティム・バートン監督の「ビッグ・アイズ」(エイミー・アダムス主演)、デビッド・オイェロウォ主演の「Selma」のほか、ハッキング騒動で国際問題に発展した北朝鮮の金正恩第1書記暗殺計画を描いたコメディ「The Interview」(セス・ローゲン、ジェームズ・フランコ主演)も紆余曲折を経て全米各地で公開となる。

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