能年玲奈、「もっと演技がしたい」と告白!

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朝ドラのヒロインを経て、いまや国民的女優に成長した能年玲奈。人気コミックを実写映画化した最新作『海月姫(くらげひめ)』(12月27日公開)では、ぶっとい三つ編みにメガネ姿。クラゲオタクの主人公に扮して、コメディエンヌぶりを見事に発揮。愛らしいヒロインを魅力たっぷりに演じきった。2014年の締めくくりに公開される本作だが、能年に来年の抱負を聞くと「もっと演技がしたい」と貪欲な女優魂をのぞかせた。

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「男を必要としない人生」をモットーにしたオタク女子が集うアパートを舞台に、オタク道を極める日々と彼女たちに訪れるピンチを描く本作。能年が演じる主人公・月海(つきみ)は、ピュアでクラゲオタクの女の子だ。「いつもは人と接するのが苦手なのに、クラゲのことに集中するといろんなことが御構い無しになってしまう。その切り替えと集中力に共感しました」と月海に心を寄せる能年。彼女自身も「集中し始めないと何もやらない方」なのだとか。

能年にとっての“オタク”と言えるものはあるか聞いてみると、「演技オタクって言えたらいいなと思います」とふわりと微笑む。演技オタクになるために、数々の映画・ドラマを見て研究。「面白い作品を見た後に、好きなセリフをモノマネしたりしています」とのこと。「最近は、ドラマ『最強のオンナ』の藤山直美さんの演技を繰り返し見て、一日中モノマネをしていました」と幅広いジャンルを猛勉強中だ。

2013年、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレイク。2014年は孤独な不良少女役に挑んだ『ホットロード』、『海月姫』が公開となった。来年の抱負を聞いてみると「来年は、もっとコメディをたくさんやりたいですね。ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』みたいなアクションにも挑戦してみたい!」と演じることが楽しくて仕方がないといった様子。

内向的だった月海が、勇気を出して一歩踏み出す姿が胸を打つ本作。女優道を邁進中の能年だが、自身にとっての“大きな一歩”とは何だっただろう。「やっぱり、『あまちゃん』で一年間の撮影を乗り切ったことです。すごい方たちに囲まれて、やり切ることができたこと。やる前と後では、自分がなんだか自由になった気がしました。長い期間ひとつの作品をやることも初めてだったので、『ああ、やれるものなんだ』と思ったら、なんでも頑張れそうな気がしました」。

「あまちゃん」の現場では、「いつも出来上がったものを見て、反省ばかりしてしまう」と、共演者であり大先輩の宮本信子と尾美としのりに相談したことがあったのだそう。「そのときに、『だから頑張れるんだよ』と言っていただいて。それはすごく『なるほどな』と思って。反省ばかりしていていもいいんだなと思ったんです」。このひたむきさこそ彼女の最大の魅力に感じるが、ブレイクの心境を聞いてみても「もっと頑張らなきゃと思います。もっと演技がしたいです」とどこまでもまっすぐだ。

『海月姫』の公開を迎えて「すごくドキドキしています」と目を輝かせる。「私自身、久しぶりのコメディなのですごく嬉しくて。お祭りにしたいなと思っているのですが、どのように受け取っていただけるかとても緊張しています」。一つ一つ、自分の言葉を噛みしめるようにインタビューに答えてくれた能年。本作は、彼女のピュアな魅力とコメディエンヌとしての抜群のセンスが堪能できる作品に仕上がった。是非劇場で、能年玲奈の女優力に浸ってほしい。【取材・文/成田おり枝】