現在はモデルとして活動再開(写真はtwitterより)

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 CDデビューに向けて、日々レッスンに励んでいるジャニーズJr.たち。12月16日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、そんな彼らの知られざる苦悩や悪質なファンの実態について解き明かしている。

 同誌では、2013年の夏までJr.としてジャニーズ事務所に在籍していた水越大介(18)が、Jr.を辞めた理由を激白。水越はJr.活動時に「ヤラカシ」と呼ばれる熱心なファンの暴走行為に悩まされていたそうで、

「いきなり近寄ってきたと思ったら、ドーンと叩かれて、逃げられたり。学校の体育祭の日に、数人で押しかけられたこともあります」

 と、当時の状況を明かしているのだ。

「とても軽率だった」

 芸能ライターが語る。

「水越が週刊女性に語るには、退所の引き金となった事件が起きたのは2013年6月のこと。ある時、熱心なヤラカシ2名が下校時から水越を追いかけ回した上に『なんでウチらを無視すんの?』と言いながら、水越の通学鞄や服を引っ張ったそうです。水越は自転車を止めている駐輪場まで逃げ切ったものの、思わず足元の砂利をつかみ、1人のヤラカシに投げつけてしまったそう。しかし、その後、仕事に行こうと駅に向かった際、ヤラカシと一緒にいた警察官によって、そのまま警察署まで連行させられたそうです」

 水越の投げた石は1人のヤラカシの首にあたり、全治1か月のケガを負わせてしまったという。双方の間で示談が成立したものの、事務所からは仕事の電話が来なくなってしまったそうだ。

 水越はこの一件について、

「自分のしてしまったことは、とても軽率だったと、心から反省しています。でも、ものすごい恐怖を感じていたことは事実だし、ジャニーズにいる人たちで、今でもその当時の僕と同じように悩んでいる人たちは多いはずです」

 と、言葉を慎重に選びながらも現在の心境を語っている。

 退所理由を告白した水越は、この秋からカットモデルを始めるなど、表舞台に復帰。今回の『週刊女性』は、活動を再開する上での一つの区切りだったのだろう。

「水越さんの週刊女性読んだんだけど、現ジャニーズJrがヤラカシに後をつけれたり、叩かれたり、プライベートを邪魔されていると思うと震えが止まらない。本当にこんなことする人やめて欲しい」

 とは、水越のファンだったという女性だ。

 同様の事件は他にも起きており、2014年4月には、Snow Manの岩本照(21)がファンの女性を殴打し、重傷を負わせていたことが「週刊文春」(文藝春秋)の報道で明らかになった。この件では、女性に暴力をふるった岩本に批判が集まる一方で、事件の原因となった悪質なヤラカシを非難する声もあがった。水越の告白を教訓に、少しでもタレントに迷惑行為をする過激なファンが減ってほしいものだが……。

(取材・文/島本ゆき子)