60代の恋活経験を映画化したニリ・タル監督

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60代で独身の女性映画監督が、インターネットの恋活サイトでパートナーを探す姿を赤裸々に映し出したドキュメンタリー「私の恋活ダイアリー」が12月20日、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で封切られ、監督・出演のニリ・タルが舞台挨拶に立った。

同じ男性と再婚と離婚を繰り返し、2人の息子と8人の孫を持つも自身は独身・独り暮らし。そんな生活に不安を覚えたタル監督は、恋活サイトに登録し、そのてん末を映像に収めた。タル監督は、製作経緯について「1人でも満足しているはずだったんですが、ある時『シングルでいるのは嫌』と思う瞬間があった」ことがきっかけだといい、恋活サイトを調べるうちに「私と同じような状況の人、寂しいと思っている人が、世界中に年齢にも関係なくたくさんいるということがわかった。もしかしたら、これはフィルムにした方がいいかもしれないと思った」と明かした。

さらに、製作時には「80人くらいの男性と実際にデートした」そうで、「ひとつわかったのは、デートしたすべての方がひとりぼっちで寂しく、パートナーを探したいと思う方ばかりでした」と見解を示す。そして「2008年に企画・製作し、その時は私は64歳でした。2010年に映画が完成し、イスラエルで公開するに至り、その時は66歳。実は、私は今70歳なんです」とほほ笑み、同館に集った女性客へのアドバイスを求められると「人生は素晴らしいので、怖がらずにどんどん出かけて、色んな人に出会いましょう。みんな若いんだから」と力強く呼びかけた。

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