丼からはみ出るほどの肉が載ったがぶ丼や魚介類がはみ出た贅沢丼などすさまじい見た目の丼が存在しますが、魚介類をこれでもかと載せまくり、金箔まであしらったメニューが金沢の近江町市場にある「海鮮丼」です。18種類の魚介類をのせた海の幸たっぷりの一品になっているとのことで、お店に行ってきました。

金沢近江町市場 山さん寿司 本店 | 北陸自然の恵みが全て集まる金沢近江町市場で60年の老舗寿司屋「山さん寿司本店」のホームページです

http://www.yamasan-susi.com/

山さん寿司本店の住所は「石川県金沢市下近江町68」で、近江町市場の中にあります。

お昼時の山さん寿司の前に到着すると、既に20人ほどの人がお店の前に並んでいました。



お店の前にあるメニューを見ると……



目当ての海鮮丼を発見。見本でも見た目はすごい感じ。



さっそく行列に並んでみます。



待つこと約30分でお店に入ることができました。席は座敷席と……



カウンター席が用意され、個室のテーブル席もあります。



今回は一人で訪れたので、カウンターに案内されました。さっそく名物の「海鮮丼(税抜2500円)」を注文。



注文が入ると、板前さんがすぐさま料理を作り始めました。



行列ができていたので外では待ちましたが、注文後は5分でメニューがテーブルに。



丼には貝の殻や蟹の足、えびが載っています。



うなぎ・数の子・かに・まぐろ・ほたて・いか



たい・カンパチ・サーモン・たこまで載っており、魚介類のオールスターが勢揃い。なにも一つの丼に載せずに、1貫ずつお寿司として食べればいいような気もします。



金箔が載ったいくら・わさび・うにもカラフル。



パセリ・レンコン・たまご焼きも載っています。



まずは蟹から食べてみると、今回訪れたのが蟹漁の解禁前だったこともあり、蟹の旨味がやや抜けてしまっていました。11月中頃から3月までは石川県でも蟹が捕れるので、シーズンに行けばもっとおいしい蟹が食べられるのかもしれません。



えびは薄い青色の卵が入ったメスのえびで、甘エビに近い味でねっとりとしており甘みがあります。



うなぎは脂が載っていたものの、やや冷たいので脂が冷えてしまっていました。



数の子はこりこりとした食感が他の寿司ネタとひと味違った感じ。



ある程度魚介類を食べると、やっとシャリが出現しました。



まぐろは旨味があり脂もほどよく載っていて、地元の能登産のしょうゆとの相性も抜群。



ほたては甘みがあり、しっかりと旨味が詰まっていました。



いくらはプチプチとした食感がグッド。金箔が載っていましたが、特に味が変わることはありませんでした。



鯛は食感がコリコリしており、淡泊な旨味がいい感じ。



うにの味は濃厚で、なんとも贅沢な味。



アジは脂が適度に載っており、シャリとの相性も抜群。



たこはコリコリとした食感で新鮮。かむほどに旨味がにじみ出します。



お寿司屋さんらしい甘い卵焼きはふわふわとした食感が楽しめました。



山さん寿司は朝の7時半から夜の19時までの営業で、ネタとシャリがなくなると早じまいもあるとのこと。朝は朝丼(税抜900円)というメニューもあるので、金沢で一番大きな市場である近江町市場を回りながらお店に行ってもいいかもしれません。