麻生太郎の名言10選―「面白く答えると問題になるので……」「私は、日本と日本人の底力に一点の疑念も抱いたことがありません。」
麻生太郎さんは日本では珍しいタイプの政治家ではないでしょうか。「ファッションが格好いい」「コンビニの前でアイス食べてる」といったことが話題になる政治家は他にはいないでしょう。というわけで、麻生さんの名言を集めてみました。
●「It is not japanese machinery, no?」
2008年、麻生さんが総理大臣だったときに国連総会で演説しました。その途中、機械のトラブルで聴衆に演説が届かなくなります。麻生さんはすかさず上記の「日本製じゃないよね?」と発言。聴衆は当意即妙のジョークに拍手を送りました。
英語が話せる麻生さんならではの名言です。
●「私は、日本と日本人の底力に一点の疑念も抱いたことがありません。」
2008年の総理大臣就任時の所信表明演説の言葉です。麻生さんが総理大臣だった期間は、2008年9月24日から2009年9月16日まででした。
●「今の質問は、いい質問です。」
2013年の参議院予算委員会で、植松議員に公共事業の在り方について質問された際にこう話し始めました。正確には「誠に……与党の質問として伺うべきところじゃないかと思うくらい……」というのが前に付きます。野党の質問を褒める与党議員はあまりいないですので、この麻生さんの言葉は目立ちますね。
●「ロシアでも頭のいいやつはあまり背が大きくないんだな。」
ネットでは、プーチン大統領が笑っていて、麻生さんが笑いながら肘で突っ込みを入れている写真をよく見ます。このとき、麻生さんは(英語で)こう言ってプーチン大統領の爆笑を取ったのだそうです。「あいつ(プーチンが)すごく喜んだ」そうです(笑)。
●「友好のために国益を損なうのは愚かです。国益のために友好が成り立つのだと思っています。」
2006年2月14日の国会答弁の際の麻生さんの言葉です。「国益と友好をどう考えるのか」が明確に語られています。
●「15年前、武村正義という人がいて、いや、まだ死んでおられません、まだ生きておりますが……(後略)」
2010年に国家の財政について語った際に出た言葉です。こういう言い回しがいかにも麻生さんという感じですね。
●「日本はいつでも必要なリーダーシップを取る用意がある。」
2008年、世界的に起こった金融危機に対応するため、ワシントンD.C.でサミットが開催されます。それに先立ち、ブッシュ大統領から麻生総理大臣に連絡が来ます。それに答えた麻生さんの言葉です。
●「情けは他人の為ならず。巡り巡って己が為。」
2006年の年頭所信表明演説での言葉です。
●「マンガは愛。マンガは友情。マンガは人の成長。マンガはすべてを表します。」
2007年、国際漫画賞の発足に寄せての言葉です。漫画好きな麻生さんらしい言葉ですね。
最後に新しい麻生さんの名言を一つ紹介します。2014年10月29日の「衆議院財務金融委員会」で答弁に立った際の、前置きの言葉です。
●「面白く答えますと問題になりますんで、つまんなく答えさせていただきます。」
こういうことが言える「ちゃめっ気」が麻生さんの魅力なのかもしれませんね。
(高橋モータース@dcp)