インタビューに答えるチャウ・シンチー

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「少林サッカー」「カンフーハッスル」で知られるヒットメーカーのチャウ・シンチー監督が、「ミラクル6号」以来6年ぶりに手がけた最新監督作「西遊記 はじまりのはじまり」。日本でも人気の高い中国の伝奇小説「西遊記」を題材に、三蔵法師と孫悟空、猪八戒、沙悟浄が出会い、天竺を目指すまでの物語を独自の視点で描いたアクションエンタテインメントだ。シンチー監督が製作の舞台裏を語った。

日本でも映画やコミックなどさまざまなメディアで描かれ、圧倒的人気を博す「西遊記」。シンチー監督もそんな西遊記ファンのひとりで、「子どもの頃からずっと西遊記が好きだったんだ。ひとりの作家がどうしてこんなにたくさんのことを思いつくのか、不思議で仕方なかった。中でも孫悟空が一番好きかな」と思い入れを語る。

シンチー監督といえば、監督・脚本・製作に加え、出演もこなすマルチな才人。本作では監督のみに専念しているが、その理由を「僕が出る出番がなかった」と冗談めかしながら、「僕が女の役を演じるわけにもいかないし、玄奘は若いし、猪八戒はマスクをかぶっているし、沙悟浄にはあまり興味がない(笑)。孫悟空は醜いキャラクターなので僕のような美男子じゃあ、ちょっとね(笑)。メインキャラクターにすごくいい役者さんがそろったので、僕の出番がなくても全然問題なかったんだ」と俳優陣に全幅の信頼を寄せていた。

若き三蔵法師役にウェン・ジャン、映画オリジナルキャラクターの強気な女性妖怪ハンターにスー・チーがキャスティングされたが、ふたりともシンチー監督の“直感”によって選ばれたそう。「ウェン・ジャンさんは1度しか会ったことがなかったけれど、何となく彼が三蔵法師の感覚を持っていると思っていた。スー・チーは間違いなく美人だし、好き嫌いがはっきりしていてストレートで強烈なところがあるから、段役にピッタリじゃないかと思ったんだよ」。

若き妖怪ハンター・玄奘は、得意の「わらべ唄」で妖怪の善の心を呼び覚まそうするがいつも失敗ばかり。しかし、美しき敏腕ハンター・段と出会ったことで、人としても男としても成長していく。ふたりの微妙な男女の関係性も新たな視点となっており、「最初からラブストーリーを入れ込もうと思っていたんだ。玄奘の宗教は仏教なので、彼が男女間の感情や愛情をどういう風に考えているか、そのことについては深く考えた。でも彼も人間だから、きっと普通の人と同じ問題を抱えているし、恋愛感情もあるだろうと。そこから自然とラブストーリーを発想していったんだ」と語った。

「西遊記 はじまりのはじまり」は、11月21日より全国で公開。

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