中国メディアの新華社は11日、韓国でこのほど発表された報告を引用し、サムスンやLG、現代自動車といった大手企業の中国市場に対する依存が進んでいると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの新華社は11日、韓国でこのほど発表された報告を引用し、サムスンやLG、現代自動車といった大手企業の中国市場に対する依存が進んでいると伝えた。

 報道によれば、同報告は韓国の企業経営成果を評価するサイト「CEOスコア」が韓国の大手企業38社を対象に中国市場での売り上げを集計したもの。

 記事は同報告を引用し、2013年の38社の中国市場における売上高の合計は145兆1500億ウォン(約15兆2960億円)で、11年に比べて34.6%増になったと紹介。中国市場を含めたすべての市場における売上高の伸びは19.9%であったため、中国市場での売上高の伸びが顕著であることが分かる。

 続けて、2013年のサムスン電子の228兆7000億ウォン(約24兆1000億円)の売上高のうち、17.6%にあたる40兆1500億ウォン(約4兆2300億円)が中国市場で稼いだものと指摘。さらに、LGエレクトロニクスの13年の売上高のうち、56.3%にあたる15兆2300億ウォン(約1兆6000億円)は中国市場での売り上げだったと紹介した。

 さらに、LG化学の10兆2000億ウォン(約1兆750億円)の売上高のうち、44%が中国市場での売り上げだったと伝えた。また、韓国最大の自動車メーカーである現代自動車の中国市場での売上高は19兆4000億ウォン(約2兆440億円)に達し、同社の売上高の18.2%を占めたと紹介した。

 続けて記事は、「韓国企業は中国が極めて重要な市場であると認識している」と伝えたうえで、聯合ニュースの報道を引用し、「韓国企業は中国市場の成長を存分に活用している」と報じた。(編集担当::村山健二)(イメージ写真提供:123RF)