母親倒れ2歳が助け求める電話、たどたどしい言葉で“緊急通報”。

英紙ザ・ノーザン・エコーなどによると、今年5月、まだ言葉を学んでいる2歳のオリバーくんは、母であるニコラさんが低血圧で倒れてしまうのを見て、助けを求める電話をかけたという。
同紙の公開している電話の音声ファイルでは、あどけなく、たどたどしい言葉に対応する電話交換手のマイケル・ウォルトンさんとのやりとりが確認できる。
ウォルトンさんは救助の人を派遣するまでの20分間、オリバーくんと電話でやりとりを続け、結果、ニコラさんは助けられることに。
母親ニコラさんは「私は低血圧で、いつもは座ろうとするのです。水を飲みに行こうと思っていたのですけれど、できなくて。気がついた時にはオリバーが誰かと電話で話していました。オリバーと娘には電話の番号は教えていたのですが、2歳である彼が何かできるとは思ってはいませんでした。とても驚いています。あの小さな頭の中で何が起きていたのか…いつもは静かで小さな男の子なのですけれど、息子は私のヒーローです。そして対応してくれたスタッフの皆さんも素晴らしい仕事をしてくれました」と語る。
この一件からしばらく経て、先日、母親を救ったオリバーくんは警察から表彰された。家族が見守る中、ミニチュアのパトカーといくつかのチョコレート、それに特別にあつらえられた子ども用の警察の帽子が授与されたという。