美しき「日本三大夜城」初認定、夜景鑑賞士4,300人の投票などで決定。

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夜景観光コンベンションビューローは11月11日、日本を代表する夜の城郭として、「大阪城」(大阪府大阪市)、「高知城」(高知県高知市)、「高田城」(新潟県上越市)の三施設を「日本三大夜城」に認定したと発表した。

この認定は、全国約4,300人の「夜景鑑賞士」の投票をもとに現地調査を経て、さらに認定検証項目により厳正かつ公平な審査にて決定したもの。三大夜景、三大夜桜など、国内において「3大○○」というブランドが数多く存在する中、全国各地に存在し、昼間の姿とは異なる魅力を放つ「夜の城」に関しては皆無だったことから、このたび初めて「日本三大夜城」を認定する運びとなった。

それぞれの認定の理由は次の通り(※一部抜粋)

◎大阪城

天守閣の夜間照明は1931年から断続的に実施。1952年以降は原則として連夜の点灯となり、1957年にカクテル光線が採用されるなど幾度かの改修を経て現在に至っている。1997年から行われている現行の照明デザインは鯱や飾り金物等を効果的に輝かせているほか、日没直後の一部点灯からフル点灯、そして夜が更けるのにあわせて天守閣の窓明かりを残しつつ段階的に消灯していくといった、時間毎に変化する演出が特徴。公園内では天守閣のほか、城内の古建造物のライトアップ、夜桜ライトアップも行われ、夜の大阪城を魅力的に演出する取り組みがされている。

◎高知城

高知城の最大の魅力は、城のライトアップもさることながら、四季を通じた積極的な夜間イベントの実施。春の時期は高知城を彩る「高知城花回廊」。追手門から天守閣までのメイン通路に飾り付けられた生け花などのライトアップや灯篭の設置、桜へのライトアップなど、会場全体を豊かに彩る。夏の「高知城夏の夜のお城まつり」では風鈴とカラーキャンドルのコラボレーション。秋の「高知城夏の夜のお城まつり」は、城のライトアップと蝋燭の灯りによる風情豊かな灯りイベント。冬は「高知城冬のお城まつり」が開催され、キャンドルを灯した幻想的な会場で本丸や二ノ丸に対して様々なイルミネーションなども施される。これらの夜景観光に対するおもてなし精神の成果が、日本三大夜城にも選ばれた理由として大きい。

◎高田城

高田城最大の魅力は城のライトアップと夜桜との景観美。その歴史は1909年、在郷軍人会によって2,200本の桜が植えられたのが始まりで、現在は周辺を含め約4,000本の桜が人々を魅了している。1926年、高田市保勝会の主催による第1回観桜会では、堀に沿って数百のぼんぼりが付けられた。現在は「高田城百万人観桜会」と銘打ち、高田城三重櫓と桜の夜間ライトアップを実施。約3,000個のぼんぼりの灯りと相まってお堀の水面に映えるその優雅な夜の光景は、全国各地から求めて足を運ぶ人も多い。青森県の弘前公園、東京都の上野恩賜公園と並び「日本三大夜桜」とも言われている。桜並木のトンネルをライトアップした 「さくらロード」も人気名所のひとつだ。第1回観桜会後発行の絵はがきには夜桜写真と共に「日本三夜景」と紹介され、1967年発行の読売新聞では、「長良川のウ飼い、厳島の灯ろう流しとともに高田夜ザクラは、『日本の三夜景』」との記事が掲載されていたという。