12人の中学生が「最後の晩餐」風に描かれた「ソロモンの偽証」第1弾ポスター(C)2015「ソロモンの偽証」製作委員会

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宮部みゆき氏の傑作ミステリーを映画化する「ソロモンの偽証」の第1弾ポスターが完成した。主要人物となる12人の中学生が、レオナルド・ダ・ビンチの名画「最後の晩餐」を思わせるデザインで配置されており、意味深なビジュアルに仕上がっている。

原作は、宮部氏が作家生活25年の集大成として構想15年、執筆に9年をかけて完成させたミステリー巨編(単行本全3巻・文庫全6巻/ともに新潮社刊)。クリスマスの朝に中学校の校庭で転落死した男子生徒・柏木卓也の遺体が発見され、その死の真相をめぐってさまざまな疑惑、思惑が錯綜する。やがて学校一の問題児である大出俊次を名指しした殺人の告発状が届き、過熱する報道や無力な学校、親たちに振り回され、傷ついた中学生たちが、自分たちの力で真実を明らかにしようと学校内裁判の実施を決意する。

「八日目の蝉」の成島出監督のメガホンで2部作として映画化。学校内裁判の発起人となる女子生徒・藤野涼子役を、今作の役名をそのまま芸名に女優デビューする新人・藤野涼子が演じることも注目を集めている。

このほど完成した第1弾ポスターには、ダ・ビンチの絵画「最後の晩餐」を想起させるデザインで、藤野をはじめ、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也らオーディションで選ばれた中学生役の主要キャストが登場。主イエスの「この中の誰かが私を裏切る」という一言によって動揺する使徒たちの様子が、クラスメイトの謎の転落死をきっかけにざわめき立つ中学生の姿と重なっている。

中央の主イエスの位置に描かれているのは、主人公・涼子。その前に置かれた天秤は「正義」の象徴であり、死の真相を暴こうとする涼子の固い決意を表現している。また、向かって左端の使徒バルトロマイの位置には、全ての発端となる柏木卓也(望月歩)が描かれている。バルトロマイはダ・ビンチ自身を描いているという説もあり、今回のビジュアルでは、自分の死がきっかけでざわめくクラスメイトたちを俯瞰している柏木卓也の様子がうかがえる。

向かって左から5人目には、唯一の他校生でありながら、被告人となった大出の弁護人として裁判に深く関わってくるミステリアスな存在の神原和彦(板垣)が、使徒ヨハネの位置についている。そして、裏切り者がいることを使徒たちに告げた主イエスに対して「裏切り者は1人だけですか」と問い詰める使徒トマスの位置(向かって右から6人目)には、容姿にコンプレックスを持ち、陰うつで攻撃的な性格の女子生徒・三宅樹理(石井)が描かれており、彼女が何かを知っているのではないかということを想像させる。

「ソロモンの偽証 前篇・事件」は2015年3月11日、「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は15年4月11日全国公開。

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